吉祥寺で買い物

【完全ガイド】吉祥寺『小ざさ』の「幻の羊羹」の購入方法をご紹介!

様々なジャンルの「モノ」や「コト」が集う街・吉祥寺。

その中でも「早朝の行列に並ばないと絶対に手に入らない」と言われ、地元民でも手に入れるのが難しい吉祥寺の伝統的な和菓子があるのをご存知でしょうか。

それが「和菓子 小ざさ」の「羊羹」です。

「最中」であれば一日中売っているので、一度は食べたことのある人も多いことでしょう。

 

しかし、「羊羹」の方は一日の販売数に限りがある上、外国から買いに来るお客さんもいるほど大人気となっており、事前に行列に並び整理券を受け取らないとほぼ手に入ることはないため「幻の羊羹」とも呼ばれています。

今回は、吉祥寺の「幻のスイーツ」である「小ざさの羊羹」を手に入れて実食してみたレポートをお届けします!

何時くらいに並べばいいのか、地元民や常連が生み出したローカルルールなどもご紹介しますので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

吉祥寺「小ざさ」の幻の羊羹は『1坪の奇跡』が生んだ超レアな逸品!

吉祥寺の駅を降りて北口から外へ出て、サンロード商店街の入り口前を左折するとある「ダイヤ街チェリーナード」をまっすぐ西へ。

少し歩くとすぐに着く、元町通りとぶつかる角に位置するメンチカツで有名な「さとう」の隣にひっそりとあるのが、老舗和菓子屋「小ざさ」

吉祥寺において40年以上の歴史を誇る老舗和菓子屋として、地元民は勿論、観光客にも知っている方は多いはずです。

 

驚くべきはその店の狭さと、極限まで絞り込んだメニュー。

なんとお店は1坪で、メニューは「最中」と「羊羹」の2つだけ。

この条件で、なんと年商3億円を売り上げているというのだから、驚きです。

「小ざさ」店主・稲垣篤子さんの著書のタイトルにもある通り、まさにそれは『1坪の奇跡』

この2品の内、名物の「最中」は店頭でいつでも買えますし、インターネットや電話・FAXでの通信販売でも10個入り~50個入りまで幅広く買えます。

 

しかし、最中と違って「羊羹」は現在店頭でしか取り扱っておらず、しかも1日の販売本数に制限があり、早朝から並んだお客さんのみに配布される整理券との交換販売限定となるため、「幻の羊羹」という異名が付きました。

なぜ制限があるかというと「1日にそれだけしか作れないから」なのだそうで、それ故に従業員であっても行列に並ばないと買えないのだそう。

驚くべきことに、たまに店主の稲垣篤子さんのご主人も羊羹を買う列に並んでいるのだそうです。

 

親族であっても配偶者であっても特別扱いせず、「この場所で並ばないと手に入らない」からこそ、毎日行列が絶えないのでしょう。

特に期間を限定しての販売ではなく、あくまで1日の販売本数を制限しているだけなのですが、それでも40年以上毎日のように行列が絶えることはありません。

今もなお行列に並ばないと手に入らない、地元民でも手に入れるのが難しい逸品。

それが「幻の羊羹」たるゆえんなのです。

【5時起き】吉祥寺「小ざさ」の幻の羊羹を求めて早朝サイクリング

2021年4月のある平日の朝、筆者は朝5時に起床しました。

「吉祥寺の小ざさは5時から行列ができている」という噂を聞いていたため、朝5時だというのに「寝坊した!」と大急ぎで準備し、自転車で吉祥寺へ向かいます。

まだ暗い街は車通りも少なく、たまに早朝散歩するご年配の方が居る程度。

駐輪場へ自転車を停めて急いで「小ざさ」へ向かってみると、「あれっ、誰もいない」。

お店の前に辿り着いたのは午前5時40分ちょっと過ぎだったのですが、誰も並んでいる気配がありません。

しかし、定休日でもないし、小ざさのシャッターにはちゃんと羊羹行列の並び方とルールが張り出されていたので、一抹の不安を感じつつ店の前に立って待つことにしました。

【まさかの1番乗り】吉祥寺「小ざさ」の行列のルールとは

小ざさのシャッターに貼ってある早朝の羊羹行列のルールは以下の通りです。

  • 先着50名様、お一人(小学生以上)1日3本まで
  • 朝8時15分より「羊羹引換券」を配布
  • 羊羹の引き換えは並んだ当日の午前10時(開店)~18時まで
  • 引換券を持って引換時間までに店頭に行けば確実に羊羹が手に入る
  • 引換券の番号はお店での引き換え順ではなく、羊羹の実際の販売は開店時点での並び順

並び方に関しては、実際に行ってみるとわかりますが、上記の決まり事が書かれた紙の隣に、わかりやすく図に表されていました。

 

並び方は独特で、まず1番目の人と2番目の人が「小ざさ」の店の前に並び、3番目と4番目の人は「塚田水産食品」を飛ばして「紅屋」の店前に並ぶといった感じです。

それ以降は図にこそ記されていませんが、ローカルルールがあるようで、一定の人数ごとに(5人~7人くらいずつ)、ダイヤ街チェリーナード沿いの東へ向かって、左右の開いていないお店の前に交互に並んでいるような形でした。

自分は想定外の1番乗りでしたので、安心して「小ざさ」の店前で待つことができました。

しかし、6時に迫ろうというのに誰も来ない。

不安もつかの間、6時5分頃に2人目のお客さんが到着。

 

おもむろに無言で小さなシートをひいてその場に座り込みはじめたので、座っていいのかわからず立ちっぱなしだった筆者も座り込むことができました。

そりゃそうだ、立ちっぱなしで2時間以上待つのはきつい。

そこから6時20分頃に3人目、4人目の2人組客が到着してからはしばらくまた人が途絶えたので、筆者は本を読みながら待つことにしました。

【7時頃にはどっと人が増えた】行列にはローカルルールもあるらしい

自分はまさかまさかの1番乗りで、お腹こそ空いていたもののトイレも済ませて万全の状態でずっと並んでいたのですが、どうやら他の人の書いている記事などを読むと、小ざさの行列にはローカルルールがあるそうで、「30分程度であれば列を離れてもいい」のだそう。

長時間不在だと後から並んだお客さんが自分より先に何人いるかわからなくなってしまうため、離席には一定の時間制限を設けるのがマナーであり暗黙のルールとなっているそう。

行列でなるべく離席したくない派閥の筆者は頑なに位置をキープしていましたが、それでも人間ですからトイレに行きたくなったり空腹が限界になってしまうことも時にはあるはず。

相互に並んでいる位置を把握しあって、少しの離席くらいなら許し合うこの暖かさが、吉祥寺ならではだなぁと感心したものです。

 

本を読み続けていてふと顔を上げると午前7時。ふと後ろをみるとかなり人が増えていました。

いつの間にか20人ほどになっていて、すっかり明けた日の光のようにどんどん人が増えていきます。

そして人が増えてくると、ようやく行列の人の様子も把握できるようになってきます。

並んでいる時間は長いですから、迷惑にならない範囲で色々なことをしている人がいました。

筆者のように読書をしたり、筆者の次の方のようにスマホでゲーム等をしたり、シートや小さい椅子を持ち込んで座って待っていたり、常連さん同士でお話をしたり、位置をキープしたまま眠り込んだり、お菓子や軽食を軽く食べたり、思い思いの過ごし方をしていらっしゃいました。

「行列って思いのほか自由なんだな」と、もし誰もこなければ2時間近く無言で立ちっぱなしであったであろう筆者は思ったのでした。(行列に慣れていない人)

【栄光の引換番号1番ゲット!】平日なら6時までに並べば買える

さて、日がすっかり明けて明るくなり、8時になると小ざさの店員さんがやってきて列の確認や声掛けなどを行います。

そして定刻の8時15分、「希望の本数」「並んだ時間」「名前」「電話番号」などを聞かれ、控えの引換券が手渡されるのですが、1番前に並んでいた自分には当然ではありますが燦然と輝く「1」の番号が!

あまりガチ勢ぶるのもなぁと思って少し遅く行ったつもりでしたし、想定外とはいえ、それでも少し嬉しかったですね。

1番であれば、引換券手渡しも一番早く終わりますから。

そして無事「幻の羊羹」を確実に手に入れられる引換券をゲットした筆者は、その足で「挽肉と米」の行列に向かうのでした。

結局羊羹を受け取りに行ったのは15時頃になったのですが、その時整理番号と並んだ時間を見て「お疲れではないですか?ゆっくり休んでくださいね」と仰ってくださるおばちゃんの気遣いが嬉しかったです。

内心「あなたのほうがよほど早起きしてるでしょうに!」などと思いつつ、笑顔で受け取りましたとさ。

というわけでついに「幻の羊羹」早朝行列ミッションを終えたわたしですが、ここで「いつまでに並べばいいか」の見解を改めてまとめておきましょう。

 

今回私は平日の5時47分に到着して誰もいなかったので、おそらく平日なら6時までに行けば大丈夫かと思いますが、聞くところによるとこれでもかなり遅い方のようで、普段であれば6時までには20人~30人ほど並ぶこともざらにあるそうですし、特に週末にもなると午前5時台にはもう50人に達してしまうこともあるのだそうです。

並ぶ人は基本的に3本買うので、大体1日50人までしか買えません。

 

週末のほか、お盆前、年末年始前など帰省シーズン直前の平日も結構混むと聞きますので、そういったシーズンに被る際にも早めに並びに行ったほうがいいかもしれません。

今回はゴールデンウイーク直前でしたが、コロナに助けられたのかな?と思っています。

【食べてみた】吉祥寺 小ざさの「幻の羊羹」は、40年以上の歴史がみっちり詰まっていた

さて、「挽肉と米」でも無事に整理券をゲットした筆者は、ホテルでテレワークをしながら、15時に受け取った小ざさの羊羹を早速食べてみることにしました。

緑色の長細い箱が3筒、歴史と伝統を感じさせるパッケージです。

賞味期限が書かれた三角の紙シール(4月下旬に買ってなんと9月下旬までもつみたいです、かなり長持ち!)を剥がし、さっそく開封!

箱を開けてみると中には更にスマートでスタイリッシュな銀色の箱が。

オレンジ色の帯で「すみ火で練り上げた羊羹 小ざさ」と書かれており、自信のほどを色合いからもうかがわせます。

銀色の箱を開くと、意外にも洋菓子が包まれているような近代的な銀色の袋パッケージが出てきました。

しかし箱から取り出すときにも引っ掛かる感じがあり、すごくずっしりとした重量感。

中にはかなりの量の羊羹が詰め詰めに詰められていそう。

袋の前3分の1辺りに切り込みがあったので、そこから破ってみると、予想通りつめっつめに詰め込まれた艶やかで美しい羊羹とご対面。

試しに袋パッケージ上部まで破り進めてみると、四角いはずの羊羹は袋のパッケージの形に変形しているではないですか。

これも予想取り、端から端まで惜しげもなく羊羹が詰め込まれていたのです。

これだけ詰め込まれて1本あたり税込870円、3本で2,610円は正直言って安すぎです。

この日のためだけに用意したナイフとフォークを使って早速食べてみると、とても美味しかったです。

テレワークをしていて煮詰まった頭に染みわたる羊羹の豊かな甘味と小豆の芳醇な香り

それでいて甘さ控えめで、優しくも深い味わい

これは毎日のように5時から行列ができるのも納得。

 

すぐに365ml缶ペットコーヒーを冷蔵庫から取り出し流し込むと、その優しい甘さがコーヒーの苦みで中和され、この組み合わせなら正直無限、何切れでも食べられそうです。

といってもこの日は「挽肉と米」の実食も控えていたので数切れで我慢し、後日たっぷりと1本すべて1人でいただきました。

1人だともうお腹いっぱいなので、残り2本は親しい知人に配ろうと思います。

まとめ|吉祥寺でしか手に入らない小ざさの「幻の羊羹」は本当に格別だった!

以上、吉祥寺 小ざさの「幻の羊羹」の早朝行列に実際に並び、実際に食べてみた様子をレポートしました。

早朝に並ばないと手に入らない超レアものであり、人気の高さも納得の上品で歴史深い豊かな味わいの羊羹でありながら、お値段は3本で2,610円と非常にリーズナブル。

どう考えても高級羊羹の部類に入る包装と味であったのに、お値段は決して高級でなくお財布に優しいというところが、また吉祥寺の老舗らしさを感じさせてくれます。

ちなみに、もう1つの人気商品「最中」も1日に多い時は4万個も売れるほどの人気商品で、実は隣の人気精肉店「さとう」にも勝るとも劣らない行列店なのです。

まずは最中から試しに買ってみて、気に入ったらぜひ早朝行列に並ばないと買えない「幻の羊羹」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

お土産にも喜ばれる逸品なので、1人でも3本買う価値がありますよ。

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