吉祥寺で遊ぶ

【行ってみた】吉祥寺を舞台にした有名小説3選(映像化された作品中心)

繁華街・オフィス街・住宅街・自然公園など、多様な景色を内包する吉祥寺という街は、幾度も小説の舞台になってきました。

生活圏と観光スポットが隣接し混在する街・吉祥寺を舞台にしている小説には、そうした種々雑多な街の様相と比例するように、純文学からエンタメ小説・ミステリ・ライトノベルまで幅広い作風があります。

その中でも特に有名な作品の場合、小説だけでなくドラマや映画にもなることが多いので、そのロケもまた吉祥寺で行われることが多いです。

実際の吉祥寺の街並みやよく見知った飲食店の内装などをプロの手による美麗な映像で確認でき、有名俳優たちの生活模様と重ねてみることができると、地元民からすると誇らしいですし、地元以外の人も吉祥寺に行ってみたくなるはず。

今回は、数ある吉祥寺が舞台になった小説作品の中から、特に知名度の高いおすすめの作品を3つ取り上げ、近所に住む筆者が実際に「聖地巡礼」を行ってみた様子も含めて、小説の魅力と共にご紹介していきます。

ジュンク堂吉祥寺店が舞台に!書店員女子コンビの奮闘物語|『書店ガール』/碧野圭

独特な文化が息づく吉祥寺には、本屋さんもたくさんあります。

吉祥寺の書店といえば、北口の東急百貨店に入っている「紀伊国屋書店」や、北口の駅直結の商業施設アトレ吉祥寺に2つある「ブックファースト」、駅の南側に位置する京王井の頭線吉祥寺駅直結のビルには「啓文堂書店」も入っているなど、都内大手の書店チェーンがまず思い浮かびます。

その他にも、北口吉祥寺サンロード商店街に「外口書店」「ブックス・ルーエ」があり、南口から吉祥寺通り沿いに向かう飲み屋がひしめく狭い道沿いには、古書を売る「古本センター」や、個性あふれるラインナップで知られる「バサラブックス」といった個性的な書店もあります。

そうした大小さまざまな書店が集まる吉祥寺でもひときわ本好きに愛され、小説・ドラマの舞台となったことでも有名になった、忘れてはいけない大型書店があります。

吉祥寺近辺に住む本好きな人ならわかるでしょう、「ジュンク堂吉祥寺店」です。

ジュンク堂吉祥寺店は、池袋や新宿など都内に複数展開する「ジュンク堂」のうちの1つ。

どの店舗も豊富なジャンルを幅広く取り揃えていることもあって、本好きなら外せない書店として広く愛されています。

そんなジュンク堂吉祥寺店は、ドラマ化もされた有名なシリーズ作品『書店ガール』の舞台としても知られているのです。

『書店ガール』は、小説家・碧野圭さんによるシリーズ小説。

東京・吉祥寺にある書店「ペガサス書房」を舞台に繰り広げられる、2人の書店女子コンビが織りなす日々の騒動を描く職業エンターテインメント作品で、全7巻累計50万部を超えるヒットを記録しています。

本作は『戦う!書店ガール』というタイトルで2015年春にドラマ化され、その際にロケ地として選ばれ、閉店後の同店内で実際にロケが行われたのがジュンク堂吉祥寺店だったのです。

【実際に行ってみた】ジュンク堂吉祥寺店はきわめて合理的できれいな大型書店だった

ジュンク堂吉祥寺店は、北口に伸びるサンロード商店街と吉祥寺通りの間に位置する商業施設「コピス吉祥寺」B館内6階・7階にあり、どちらの階もB館ワンフロア全部が書店になっているので、吉祥寺でも屈指の規模を誇る非常に広い本屋です。

コピス吉祥寺は非常に綺麗で洗練された施設で、毎度立ち寄るたびに、「吉祥寺の中でも先端的な雰囲気を纏ったショッピングモール」という印象を受けます。

しかしジュンク堂書店に一歩入ると途端に雰囲気が一変し、ジュンク堂らしいすっきりとした店構えの中に膨大な量の書棚が並び、63万冊におよぶ圧倒的な在庫数の一端を感じさせる圧巻の光景が広がります。

6階・7階共にフロア中央にレジを集約させ、そこから放射状に動線が広がるように書棚が陳列されている構造なので、書棚こそ膨大に存在しますがごちゃごちゃした印象はなく、非常にわかりやすい構造になっています。

本がどこにあるのかわからない場合にも、入り口(エスカレーター付近)のすぐそばに在庫検索用のPCが用意されており、そこで検索すれば場所も分かりますし、大体の書棚の場所を示す地図も含めて紙に印刷もしてくれるようになっているので、本探しにも困ることがありません。

規模の大きな書店だけあって店員さんも多くいて、書棚の整理やお客様の案内など、忙しく働いていらっしゃいます。コロナ以降は多少店員さんの姿こそ少なくはなったものの、『戦う!書店ガール』で主演の渡辺麻友さんや稲森いずみさんがフロアを駆け巡る様が思い浮かぶようで、万引き女子高生や刃物男などとの騒動での大立ち回りなど思い出深いシーンも連想されます。

 

  • 「聖地」名:ジュンク堂吉祥寺店
  • 住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5 コピス吉祥寺B館6階~7階
  • アクセス:吉祥寺駅北口から徒歩4分

 

『書店ガール』聖地巡礼、最初はドラマ版を参考に回るのがおすすめ

『戦う!書店ガール』のドラマのロケ地自体には港区や目黒区など他の地域での撮影の方が多いのですが、吉祥寺市街周辺には、理子が社員の再就職の相談に訪れたカフェ「カフェ デゥ クレプスキュール 吉祥寺店」や、萩原麻美が本を直しに行ったコンビニ「PAL」、亜紀が三田に告白した「井の頭公園」など小説の舞台・吉祥寺ならではの「聖地」が揃っています。

原作ファンとしては原作を中心に巡りたいところですが、映像化作品がある場合はまずは実際の映像化の際のロケ地巡りから始めてみるのが分かりやすくておすすめです。『書店ガール』原作・ドラマの名シーンを思い浮かべながら、皆さんもぜひ「聖地巡礼」をしてみてはいかがでしょうか。

 

  • タイトル:書店ガール
  • 著者:碧野圭
  • 出版社:PHP文芸文庫

 

吉祥寺に住んだ横溝正史が描く名探偵・金田一耕助シリーズの初期作|『殺人鬼』 横溝正史

次は、少し古い時代の吉祥寺が作品の舞台になっている作品をご紹介しましょう。

時は戦後間もない混迷の時代、闇市が市中に蔓延っていた昭和の前半。

戦前の吉祥寺はそれなりに活気があったようですが、一大繁華街とは言えないような規模であったようで、戦後間もない頃には戦争の爪痕も生々しい荒廃した様子に変貌し、吉祥寺の駅前には闇市が広がり、駅から少し離れれば畑と森林の他は目立って何もなく、家々も距離を隔ててぽつりぽつりとあったような、そうした場所だったようです。

この闇市がのちのハモニカ横丁になったと言われていますが、当時の闇市にはブローカーも多く暗躍しており、治安はあまり良くなかった様子で、特に女性が吉祥寺の夜道を歩くのはあまりに危険な時代のこと。

そんな時代に発表されたのが、当時吉祥寺に住んでいた著名な探偵小説作家・横溝正史の小説『殺人鬼』でした。

主人公で探偵小説作家の八代竜介は、銀座での作家仲間との会合の帰り、吉祥寺の駅前で美しい女性に声をかけられます。そしてその直後、女性を執拗にねめつける義眼に義足の妙な男に出会い、ひどくおびえた様子の彼女は「(夜道を一人で歩くのは不安だから)途中まで送っていってほしい」と八代に懇願します。

八代は結局殺人鬼をネタにした冗談を飛ばしながら、八代の自宅のある、旧制成蹊高等学校(現在の成蹊大学)付近の「Y小路」まで送っていくこととなります。加奈子の家もそこから二、三丁ほど行った先で、「成蹊の原っぱのほとり」にある和洋折衷の家に住んでいました。

八代はたまたま近所に住んでいたこともあって、この夜をきっかけに加奈子と仲良くなります。そして、この後にも幾度も義眼義足の男と遭遇し、やがて加奈子を巡る凄惨な殺人事件へと巻き込まれていくことになります。

この『殺人鬼』という作品はあの名探偵・金田一耕助シリーズの初期作です。

代表作とは言えないまでも、「闇夜をさまよう義足の男」というモチーフと、まさかのどんでん返しの連続、驚天動地の結末が特徴的な極めて印象深いエピソードであるからか、これまでに2度にわたってドラマ化されています。

【実際に行ってみた(?)】八代竜介の自宅があった「Y小路」は成蹊大学すぐそばのこの小道?

舞台となっている吉祥寺に関しては殆ど描写がありませんが、八代の自宅である「Y小路」やその近所の加奈子の家のある地域については、「麦畑が広がっている」「近くに成蹊の建物が見える」といったヒントが書かれています。

これは見つけたい!と勇んで出かけてみたはいいものの、成蹊大学の周りは住宅街が広がっており、麦畑などは存在しません。それに、実際に今の吉祥寺の地図を見ても、「Y小路」に当てはまりそうな場所はありませんでした。

確かに成蹊大学が属する吉祥寺北町やその隣にある吉祥寺東町には「~小路」と呼ばれる道が沢山通っていますが(青葉小路・宮本小路など)、その中でYで始まる小路は今の地図には載っていないのです。

横溝正史は他作品でも、このようにアルファベットを使った表現でまるで実在するかのように地名を示すことがよくありますが、具体的な場所の特定を避けるために、フェイクのアルファベットを使い存在しない場所を作っている可能性もあります。

そうした可能性も考えていた矢先、Googleマップを眺めて検索していたところ、成蹊大学のすぐそばの細い路地沿いに「山都小路」という名前がついている集合住宅があるではないですか。

見た感じ何の変哲もない綺麗なアパートといった感じですが、その建物沿いにある何の変哲もない細い道路は、地図を見る感じ特に名前が残っていないようなのです。

もしかしたらこの道こそ、八代竜介の住む「Y小路」であり、金田一耕助がゴミ溜めを漁り重要なキーアイテム「偽の義足」を発見した場所もすぐ近くにあるのでは…などと思ったものの、この建物、どうやら「山都会」という書道教室の持ち物らしく、山都会の名前の由来も定かではないため、ただの偶然の可能性もあります。

  • 「聖地」名(?):書道教室「山都会」
  • 住所:〒180-0001 東京都武蔵野市吉祥寺北町1-26-1(「ゴーウェル山都小路」共有)
  • アクセス:吉祥寺駅北口から徒歩13分 関東バス成蹊学園行きバス停「北町1丁目」・ムーバス「北西循環」よりバス停「成蹊東門通北」下車後、徒歩1分

 

聖地巡礼で横溝正史の住居跡を探すのもまた一興

横溝正史作品には他にも吉祥寺駅周辺を舞台にした作品が多く残っています。

『迷宮の扉』の双玉荘は「吉祥寺の奥」と言われていますし、『悪魔の寵児』では成蹊学園の近くにあるという日月堂という本屋が出てきますが、いずれも場所は定かではありません。

時代と共に街も地名も移り変わっていきますが、横溝正史は実際に吉祥寺の借家に住んでいたことがありました。

1回転居しており、2軒目の借家跡地は現在の吉祥寺本町4丁目付近にあると言われていますが、具体的な場所は今となっては曖昧となっています。

横溝正史は、稀代の名探偵・金田一耕助を生み出した本格推理小説界のヒーローとしてだけではなく、「吉祥寺にゆかりの深い作家」としてももっと知られていくべきですし、吉祥寺をきっかけに横溝正史作品に触れる方が増えることを願っています。

  • タイトル:殺人鬼
  • 著者:横溝正史
  • 出版社:角川文庫

 

お笑いに真摯に向き合う芸人たちの泥臭い青春劇|『火花』 又吉直樹

吉祥寺にゆかりの深い作品といえばこれは外せない!という話題作を最後にご紹介しましょう。

『火花』は、今もテレビによく出演されているお笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの処女作・デビュー作にして、第28回三島由紀夫賞および、第153回芥川賞受賞作でもあります。

この作品は本好きとしてもよく知られている有名芸人が執筆した初の小説ということもあって大きな話題となり、2015年8月時点での単行本累計発行部数は239万部を突破、『火花』全文や芥川賞選評が掲載された文藝春秋2015年9月特別号は110万3,000部という異例のヒットとなり、文庫本も2017年時点で30万部を超えるなど、ヒットに続くヒットを記録しています。

小説家としてはこのように華々しいデビューを飾った又吉さんですが、この『火花』という作品の中では、「お笑いとは何か?」「人生とは何か?」という答えの出にくい難しい問題に真摯に向き合い、自らも苦しんだであろう様々な命題に直面しつつもひたむきに生きる芸人の青年2人の青春群像劇を生々しく描いています。

【実際に行ってみた】『火花』の聖地巡礼は、まるで吉祥寺の魅力の詰め合わせ

『火花』に関しては原作や映像作品すべてが話題だったこともあり、一時期は普段歩いている吉祥寺を巡りながらも『火花』をつい連想してしまうことが続きました。

最近、改めて『火花』の聖地をぐるっと巡ってみました。

まずは『火花』の聖地としてはお馴染みと言ってよくドラマでも何度も映っている「井の頭恩賜公園」に向かいます。

吉祥寺駅公園口からマルイまで出てマルイ右横の七井橋通りに入ってまっすぐ行くと、すぐに井の頭池が見える場所に出られますが、どうせなら井の頭公園に入る前に右手に見える焼き鳥の老舗「いせや 公園店」でシュウマイをテイクアウトしてから向かうと、より『火花』っぽい聖地巡礼になります。

「いせや」は焼き鳥屋さんとしてよく知られていますが、シュウマイもまた名物として知られており、普通のシュウマイよりもかなり大きなサイズのホカホカのシュウマイは、常連客に愛される逸品です。

『火花』では徳永と神谷が井の頭公園でシュウマイを食べるシーンがあり、原作でもドラマでもひときわ印象的なシーンとなっていますので、『火花』の聖地巡礼には「いせや」は欠かせません。

「いせや」の脇の階段から井の頭公園に入ると、ドラマでも映っている野外ステージや、普段から演奏家や大道芸の方が練習をしていたりする広場があって、ここは原作でもドラマでも印象的な「太鼓のお兄さん」のシーンでも知られている場所です。

遊歩道に沿ってベンチがあるので、空いていれば座って徳永と神谷のようにシュウマイを食べるなり、時には七井橋の真ん中まで行って池を眺めながらペットボトルのお茶を飲むなり、存分に『火花』気分を味わいましょう。

  • 「聖地」名:いせや 公園店
  • 住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目15
  • アクセス:吉祥寺駅公園口から徒歩4分 

その後は七井橋通りに戻り、徳永だけでなく原作者の又吉直樹さんも足繫く通ったという「武蔵野珈琲店」へ行くといいでしょう。

「武蔵野珈琲店」は「いせや公園店」と同じ七井橋通り沿いにある老舗の純喫茶で、深い黒茶色の木材で出来た重厚感のある扉と、赤い看板が目印。

内装も黒茶の木材と白の漆器、白い壁と天井で統一されており、店内にはクラシックが流れ、シンプルながらも老舗らしいどっしりとした雰囲気が漂い、地に根を張ったような落ち着ける空間が広がっています。

徳永の頼んだブレンド珈琲もいいですし、神谷が美味いといったブルーマウンテンとチーズケーキもおすすめで、それらを注文すればまさに『火花』気分。

しかし個人的にはプリンもお気に入りで、まさに古き良き喫茶店のプリンといった具合の程よい甘さとシンプルな盛り付け、口につるんと入るときの少し冷えた感じも含めて深みを感じる、武蔵野珈琲店でも人気のメニューとなっています。

  • 「聖地」名:武蔵野珈琲店
  • 住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目16−11 荻上ビル
  • アクセス:吉祥寺駅公園口から徒歩3分 

公園や喫茶でのんびりしすぎて夜になったら、そろそろハモニカ横丁の「美舟」の時間ということで、七井橋通りを遡って駅の公園口へ続く階段付近まで戻りましょう。

そこから階段下に伸びている、北口方面へ抜ける連絡通路を通って、北口に出たらサンロード商店街には向かわずにその手前の中央通りに面する少し怪しげな雰囲気の横丁へと足を踏み入れてみましょう。

戦後の闇市の名残を今に残すこともあって薄暗く怪しげな雰囲気ですが大丈夫、「美舟」は駅前の平和通りのすぐそば、怪しい横丁の入り口のすぐそばにありますから。

店内は2階建てで2階はお座敷席となっていて、古びていながらも情趣漂う赤白の看板が目印。

「美舟」には夥しい数のメニューが貼ってありますが、なんと200種以上もメニューがあって、吉祥寺周辺に住んで長い筆者でも到底制覇しきれないレベルですが、頼んだメニューはどれもおいしく、まさにハモニカ横丁の誇る名店と言っていいでしょう。

『火花』にも出てきた「肉芽」は、豚肉とにんにくの芽を炒めたもので純粋に美味しいメニューなのでお酒に本当によく合います。

美舟の名物(?)でお馴染みの「ぽこ天」はその名の通り(?)放送禁止ギリギリの見た目をしている魚肉ソーセージの天ぷらで、実はあまりおいしいメニューではないですが、その見た目のインパクトはピカイチなので、一度は頼んでみることをお勧めします。

気になる外見はあえて説明するのは野暮というものでしょう、頼んでみてのお楽しみです。

  • 「聖地」名:美舟
  • 住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目1−2
  • アクセス:吉祥寺駅北口から徒歩1分 

 

『火花』の聖地は名所・名店ばかりなので、初めて吉祥寺を訪れる方にもおすすめ

『火花』は作品の知名度も高いですが、舞台となっている場所も知名度が高く、どれも初めて吉祥寺を訪れる方におすすめできるような名店ばかりです。

『火花』発表からは5年、映画やドラマが公開されてからは4~5年経ちますが、SNSなどを見るとまだまだ人気は続いている様子。

最近になってやっと観たという方も、久しぶりに観直したという方も、ぜひ吉祥寺で改めて『火花』の聖地巡りをしてみてはどうでしょうか。

  • タイトル:火花
  • 著者:又吉直樹
  • 出版社:文春文庫

 

吉祥寺で存分に「聖地巡礼」を楽しもう!新たな発見もあるかも?

吉祥寺はこのように色々な作品の舞台となっていて、そうした作品のストーリーを思い起こしながら改めて聖地巡りをしてみました。

聖地を巡りつつ改めてゆっくり街歩きをしてみると、大きく変わった場所もあれば、今もずっと変わらない場所もあって、目まぐるしく移り変わる時代の中でも新しいものと古いものがうまく溶け合っている「吉祥寺」という街の内包するものの多さに驚きました。

吉祥寺は本当に、街としての魅力が色々な場所に散りばめられているように感じます。

昔から変わらずに残っている「聖地」を中心にゆっくりと街を歩けば、昔ながらの安心感とともに、思わぬ新たな発見もできるかもしれません。

久しぶりに吉祥寺を訪れる方も、地元の方も、文章や映像に残っているようなちょっと昔の街並みと今の風景を比較してみると、新たに生まれたもの・もう失われてしまったものに気づくきっかけになるでしょう。

ぜひとも、小説の舞台としての吉祥寺、その「聖地巡礼」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール

Tomike(トミケ)
Tomike(トミケ)
街歩き・自転車・散歩が好きな、吉祥寺近辺在住のWebライター。街単位のローカル・カルチャーや歴史を掘り下げたり、珍しいスポットを巡るのが好き。最近のマイブームは「暗渠(あんきょ)」と「水路」。

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