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【食べてみた】吉祥寺の老舗「いせや」は最高。「肉いせや」も!

焼き鳥

吉祥寺には行列の出来る人気のグルメが少なからずあり、その中でも地元民を中心に長年営業を続けている老舗は、吉祥寺の象徴的な店舗として親しまれ続けています。

そんな吉祥寺で人気の老舗の中でも最も知名度が高いのが「いせや」ではないでしょうか。

いせやは吉祥寺内に3店舗を構え、創業は昭和3年。

90余年にわたり地元・吉祥寺で愛され続け、漫画や小説、ドラマ・映画などの創作物にもたびたび登場しています。

今回は、吉祥寺に行くなら一度は訪れたい「いせや」に実際に食べに行ったレポートをお届けします。

 

【立地】いせや総本店は吉祥寺通りにあり、他2店舗も人気

まずは、「いせや」がどんなお店なのか、概要を説明しましょう。

「いせや 総本店」は、吉祥寺を南北に縦断する吉祥寺通り(公園通り)沿い、吉祥寺駅前交差点から少し南側に入った場所にあります。

創業は昭和3年(1928年)、戦前から営業していますが、創業当初は精肉店として営業していました。

戦後、1953年に2階建てに改築しましたが、最初は1階に精肉店、2階にすき焼き屋という営業スタイルで、現在の焼き鳥店としての営業を開始したのは1958年のことでした。

創業からは90年余り、焼き鳥店としても60余年の歴史を誇るいせやですが、現在も焼き鳥1本90円という庶民派のリーズナブルな価格を維持しており、今も人気の絶えない店です。

いせやは吉祥寺に3店舗あり、吉祥寺通り沿いに「総本店」、南口の七井橋通り沿いの井の頭公園入口に「公園店」、北口の吉祥寺大通り沿いでTSUTAYA吉祥寺店や吉祥寺CLUB SEATAの入る吉祥寺パーキングプラザの地下1階に「北口店」があります。

戦後の発展を象徴する東急百貨店吉祥寺店はもとより、東急百貨店の前に建っていた吉祥寺名店会館よりも歴史が長く、名実ともに現代の吉祥寺を象徴する店舗と言えるでしょう。

 

【※5/31までアルコール提供中止中】昼飲みは「総本店」、夜飲みは「北口店」がおすすめ

吉祥寺近辺に住んで15年になる筆者ですが、筆者の人生よりも大幅に長く営業しているいせやの歴史に比べたらヒヨッコもいいところ。

そんなヒヨッコが畏れ多くもありますが、筆者が個人的に推す目的別おすすめ店舗をご紹介しましょう。

まず、「昼から飲みたい」なら間違いなく「総本店」がおすすめ。

総本店は吉祥寺駅南口を出て右へまっすぐ、吉祥寺通りがぶつかる吉祥寺駅前交差点に出たら、交番の反対側に渡るとすぐに見えてきます。

現在のように、夜に飲むのが難しくなっているコロナ禍においては「昼飲み」の需要は確実に増えており、いせやはそうした昼飲み需要のある民の強い味方でした。

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※しかし、2021年5月現在は3度目の緊急事態宣言下にあり、残念ながらアルコール類の提供は5月31日まで中止となってしまいました。

アルコール提供中止前にいせや総本店に昼から飲みに行った時は、休日の過ごし方としては最高に居心地がよかったことを思い出します。

総本店が昼飲みにぴったりな理由としては、「すぐそばに井の頭公園があるのどかな空気感」であることや、「立ちor座りどちらでも楽しめる」ことが挙げられます。

また、ランチ・ディナーで分けずに昼から夜まで通しの営業となるため、途中で追い出されることもありません。

さっくりジューシーな塩味のきいた焼き鳥がお酒によく合い、昼から何杯でも飲めてしまいそうな状態になります。

ただ、現在はアルコール提供もない為かお客さんの入りもまばらで、混雑も緊急事態宣言前に比べたらあまりありませんでした。

店員さんがひっきりなしに焼き鳥を焼いていますので、アルコールなしでも出来立ての焼き鳥を楽しむことはできますが、やはりアルコールと焼き鳥の相性が良すぎるせいか、アルコール類提供中止の影響は大きいようです。

ちなみに総本店は人気漫画『GTO』にも登場していますし、「吉田類の酒場放浪記」の第1回ロケ地にも選ばれていますので、聖地巡礼にもおすすめです。

店名いせや 総本店
住所〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1丁目2−1
営業時間11:30-20:00 (当面の間。アルコールの提供は中止)

 

また、夜に飲みに行くなら「北口店」がおすすめです。

吉祥寺の繁華街では飲み屋は混雑することが多いですが、路面店ではないせいか吉祥寺パーキングプラザ地下1階にある「いせや 北口店」は実はあまり知られていない穴場スポット。

アクセス方法は、吉祥寺北口を出て横断歩道を渡り、吉祥寺大通りに合流し、ヨドバシカメラ沿いの歩道をひたすらまっすぐ歩きましょう。

TSUTAYA吉祥寺店や吉祥寺パーキングプラザの駐輪場が見えてきたら、道路側に口を開けたパーキングプラザの出入り口を入って地下1階に降りると、ライブハウス「CLUB SEATA」の反対側にいせやの文字が見えるはずです。

路面店でもなくパーキングプラザに入らないと店に辿り着けないうえ、「いせやといえば総本店と公園店」という固定観念が根付いているため、北口店に限ってはそんなに目立っていないのです。

公園店建て替えのための仮店舗として2012年に開店したため歴史が浅いというのもあるでしょう。

そのせいか、飲み屋のピーク的な時間帯にも難なく入店できることが多い印象があります。

それでも「いせや」ブランドの焼き鳥のクオリティは他店と変わらず、吉祥寺大通り沿いという立地からも会社帰りの一杯にぴったりのお店です。

3度目の緊急事態宣言以降、他店と同じくアルコール類の提供は中止となっていますので、現在は家での晩酌のアテに焼き鳥をテイクアウトする需要がメインとなっているのが現実でしょうか。

店名いせや 北口店
住所〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目20−3
営業時間11:30-20:00 (当面の間。アルコールの提供は中止)

【持ち帰ってみた】テイクアウトなら「いせや 公園店」がおすすめ

吉祥寺駅南口を出てまっすぐ、マルイの脇の七井橋通りをまっすぐに進むと井の頭公園の手前に見えるのが「いせや 公園店」。

いせやの中でも昔からテイクアウトの需要が大きいのが「公園店」です。

それは、すぐ近くに井の頭恩賜公園があるためで、いせやでテイクアウトしてそのまま井の頭公園に入り、公園のベンチで食べることができるからです。

かつて吉祥寺に住んでいた人気芸人コンビ「ピース」の又吉直樹さんは、小説のデビュー作『火花』の中で、テイクアウトの「手づくりシューマイ」を食べながら井の頭恩賜公園を散策するシーンを描きました。

その影響もあってか、七井橋通り沿いのファミリーマートでお酒を買い、いせや公園店で焼き鳥やシューマイを買い、井の頭公園のベンチで飲み食いするというのが、吉祥寺近辺の大学生の黄金コースとなっています。

そんないせや公園店は店舗の老朽化により一度取り壊され、2013年9月に綺麗な新店舗に生まれ変わりましたが、その人気は変わらずですし、テイクアウト需要が多いことも変わりません。

店内は改装前よりも見晴らしがよくなり、井の頭公園の緑を愛でながら店内飲みするのもいいでしょう。

もちろん公園店も現在は他店と同じくアルコール類提供中止となっているので、お酒を飲む際にはアルコール類提供中止期間が明けるのを待ちましょう。

路上飲みや公園飲みすら憚られる世の中なので、焼き鳥4本(ミックス焼き鳥 鶏皮・ガツ・ひなどり・カシラ)と手づくりシューマイをテイクアウトし、井の頭公園で食べてみました。

焼き鳥はどれもジュワッと染み出る脂と肉汁が魅力的で、それに塩味がきりっとしたアクセントとなって効いてくる安定の高クオリティ。

お供はウーロン茶でしたが、焼き鳥数本食べたところでやはりというかなんというか、何かが足りないような気持ちになってきて、もう一度ミックス焼き鳥をテイクアウトして、家でお酒と共に楽しみました。

シューマイは温め直して家で食べましたが、サイズがかなり大きくもちもち感の強い「さとう」のシューマイとはまた違った味わい。

店では「高速マッハで提供されるシューマイ」ということで「シューマッハ」なんて異名がついていますが、そうとは思えないほど旨味がしっかりと詰まっています。

店名いせや 公園店
住所〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目15−8
営業時間11:30-20:00 (当面の間。アルコールの提供は中止)

【すき焼き】総本店の隣にはランチのみ営業の「肉いせや」も!

実は「いせや総本店」の地下に「肉いせや」という系列店があるのをご存知でしょうか。

いせや総本店の建物が老朽化により取り壊され、地下2階14階建ての新しいビルが完成したのが2008年5月、同年6月にビルの1階と2階で現在の総本店が営業を再開。

その後2010年12月に地下1階で新たに営業を開始したのがこの「肉いせや」で、こちらは焼き鳥店ではなくすき焼き・しゃぶしゃぶの専門店。

いせや直営ではありつつも扱うのは鶏肉ではなくA5ランクの和牛霜降り肉。

創業当初は精肉店であり、最初はすき焼き屋として営業していた昔のいせやのスピリットを今に受け継いでいるお店と言えるのではないでしょうか。

しかし、庶民派で売っているいせやと違い、従来のディナーでは和牛すき焼きやしゃぶしゃぶのコースメニューもあるなど、より上質で上品なサービスを提供するお店です。

現在はランチ営業限定となっているので、テレワークで吉祥寺のホテルに向かう前に食べてきました。

場所は総本店のすぐ隣

階段が地下に向かって延びているので、降りると入り口があります。

ランチ営業中ですがひっそりとした静かな雰囲気で、人も少なかったので入店すると個室に案内してもらえました。

牛丼やステーキ丼が既に品切れとのことだったので、「和牛すき焼き定食」(2,900円)を注文。

大きくカットした和牛肉と割下・野菜・豆腐等がすべて入ったすき焼きセットを店員さんが持ってきてくれて、机の真ん中にある電気コンロの上に置き、加熱してくれます。

和牛肉は大ぶりで程よくサシが入った霜降り肉。

火が通って甘い割下の香りが漂ってくるとよだれが出そうになりますが、ちゃんと火が通るまで待ちましょう。

程よく加熱されたタイミングで店員さんがご飯・生卵・味噌汁・小鉢を持ってきてくれますので、あとはゆっくりと楽しむのみです。

最初は野菜類から片付け、最後に和牛をいただくことにしました。

しっかりと割下の味が染み込んだエノキ・シイタケ・焼き豆腐が最高に美味い!

すき焼きと言えばでお馴染みの白滝も、ネギも、野菜はどれもが瑞々しく、食欲を増してくれます。

最後に弱火でじっくり暖めた和牛をぱくり!

・・・ウマーい!!

和牛はさすがの柔らかさでしっかりと噛み切れるので大ぶりのサイズでも食べるのに困りません。

生卵に浸してあるのでつるつると口に入って少し噛むとすぐに溶けていく・・・というにはちょっと暖めすぎて固くなっていましたが(無念)、それでもかなり柔らかかったです。

大きなお肉を贅沢に2枚、お米の上に載せて数回噛み切りながら食べ、そして割り下と生卵と肉汁がしみたご飯をかきこむ!

この時間がたまらなく至福。

自分的には十分な量でしたが、追加でご飯や生卵を頼むこともできたようです。(有料)

他店と同じくアルコール類提供中止でしたが、ドリンクメニューもコーヒーやオレンジジュースなど豊富にあり、人も少ない中お腹いっぱい食べられるので、大満足でした。

 

吉祥寺でしか味わえない「いせや」を堪能せよ!

以上、吉祥寺の「いせや」各店の情報も交えつつ、「肉いせや」も含め実食レポートしてみました。

吉祥寺での3店舗(肉いせや含め4店舗)の営業に絞り、地元に根差して愛され続ける「いせや」の焼き鳥やシューマイは、当然ながら吉祥寺でしか味わえません。

吉祥寺に来たらぜひ一度味わってみてくださいね。

「いせや」のイメージとはちょっと違う「肉いせや」の和牛すき焼きも格別に美味しかったですよ。

 

 

 

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