吉祥寺ならでは。 をつくる 店とそのひと。Vo l.17|ホープ軒本舗

ホープ軒は祖父が1935年に屋台で創業して、僕は3代目。

父も祖父と一緒に屋台を引っぱっていて、祖父が引退する頃に店舗型の店を出し始めました。

吉祥寺に出店したのは1978年、初めは駅前の通称「バラック」にありましたが、ロータリーができることになって、1984年に今の場所に移転したんです。

僕自身は19歳の時に入社して、今年で18年目になります。

サッカーでプロを目指していて、推薦で大学に行ったのですが、数カ月で無理だな、と…。

それで、もう継ぐしかない! と家に入りました。

数年経って、「麺屋武蔵」さんで3年半ほど修業。

ウチはスープ以外は工場で作っているので、いろいろな製品作りを勉強できましたし、夏は塩分を少し多めにするなど、日によって自分が感じた味に微調整していい、ということを学べたのが大きかったですね。

お客さんから「昔の方がおいしかった」と言われることもありますが、それは悔しくもあり、モチベーションにもなります。

味は変えたくないですし、昔からのお客様に「変わっちゃったな」と思われたくない。

迷った時は、自分が子どもの頃に食べた味や感覚を軸にしています。

ただ、一度スープの工程を変えたことがあって、後からその製法だと、とろみ具合が違っていたことに気がつきました。

祖父は父へ、父は当時の店長へと味を伝えていたのですが、レシピなんてないので、なぜその手間が必要なのか、僕は理解していなかったんですよね。

作業一つひとつに意味があって、味が完成する。

飲食って面白いなと思いますね。

実家は三鷹ですが、中道通りに友達がいて、子どもの頃はよく泊まりに行っていました。

いつも朝ご飯がマクドナルドで、パジャマのまま買いに行く。

昔は静かな商店街だったんですよ。

僕は今36歳ですが、商店街はかなり変わったと思います。

家賃が高いので、大手チェーンが増えて、個人店が端の方にある感じ。

それでも商店街の盆踊りや御神輿もあり、飲食店同士の繋がりは結構あるので、それは今後も大切にしていきたいですね。

ホープ軒本舗代表取締役
難波 忍さん

 

My favorite!
MOVIE > 6月の勝利の歌を忘れない
MUSIC > Dragon Ash
BOOK >生き方 (稲盛和夫)
PLACE >家・公園・スーパー銭湯
WORD >気持ちで大体乗り切れる

引っ越しなどで遠く離れても、「吉祥寺に来たらここに寄る」というお客さんも多いそう。

中華そば(700 円)は「食べると元気が出る」という声も。

豚骨や野菜を丹念に炊いて抽出するスープは濃厚ながらまろやか。

特製の「唐華」を加えれば、ピリッと味の変化を愉しめます。

住所武蔵野市吉祥寺本町1-14-12
TEL0422-20-0530

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