「吉祥寺バッティングセンター」は、吉祥寺駅からサンロードを抜けた先にあるバッティングセンターです。
時代に媚びていない雰囲気と価格に加え、お子さんや初心者の方でも安心してプレイできる球速が設定されています。
今回は、吉祥寺バッティングセンターの魅力を実際に体験してレポートします!
初心者の方がバッティングセンターを楽しむためのコツも合わせて解説しますので、ストレスが溜まっている、少し体を動かしたい、という方は参考にしていただけたらと思います。
初心者の方がバッティングセンターで気持ちよく打つためのコツとは 
バッティングセンターがはじめて、野球をやったこともないという方のなかには、イメージが湧かず不安を感じる方もいるかもしれません。
バッティングセンターの醍醐味は、バットに当たったとき爽快感です。
はじめてでもたくさん打って楽しみたいですよね。
吉祥寺バッティングセンターに行く前に、まずは「バッティングセンターで気持ちよく打つためのコツ」をお教えします。
吉祥寺バッティングセンターは速度設定が初心者向きなので、ここで得た知識を実践する場としても最適です。
なるべく軽いバットを選ぶ
初心者の方は金属バットを持つことに慣れていないでしょう。
重いバットを選んでしまうと、スイングしたときにバットに振り回され、思うように打てずに終わってしまうことも少なくありません。
少しでも軽い、コントロールしやすいバットを選ぶことによって、思い通りのところにバットを運びやすくなります。
それでもうまくコントロールできないようであれば、バットの先が少し短めになるように持ってみましょう。
初心者の方にとって最初の壁は、バットにボールが当たらないことです。
爽快感を得るための一歩目として、まずはバットにボールを当てることに注力しましょう。
ボールへの恐怖心をなくす
バッティングセンターの球速は、たいてい70km/h〜120km/h(吉祥寺バッティングセンターは70km/h〜80km/h)です。
はじめてのときはボールの速さに気圧されてしまい、バットを振ることすらままならないかもしれません。
まずは、ボールへの恐怖心をなくすことを意識しましょう。
バッティングセンターが野球の試合と違うのは、ボールが基本的にストライクゾーンにしか飛んでこないところです。
正しい立ち位置さえ守っていれば、自分の体に近い位置にボールが飛んでくることは基本的にありません。
恐怖心から腰が引けてしまうと、せっかく当たっても爽快感が半減してしまいます。
少しでもストレスを解消したい方は、正しい立ち位置で思う存分スイングしましょう。
体の軸がブレないように意識する
体の軸がブレてしまうと、バットが思うように振れません。
体の中心に一本の軸があるようなイメージで、頭を動かさないことを意識しましょう。
軸がブレていなければ、ボールに当てるためのスイングフォームの調整がしやすいことはもちろん、バットに当たったときにも遠くに飛びやすくなります。
最後までボールをよく見る
初心者の方は、ボールを遠くに飛ばすことに夢中で前方ばかり見てしまいがちです。
これでは、いつまで経ってもバットにボールはあたりません。
遠くに飛ばすことより、まずはバットにボールをあてることを意識しましょう。
飛んできたボールから目を離さない。
ボールをバットに当たる瞬間まで目で追うことによって、ピンポイントでバットを運べるようになります。
バットの芯に当たればボールは自然と遠くに飛んでいきますよ。
スイングの軌道とタイミングを合わせる
軽いバットを選んで、恐怖心を克服し、体の軸を意識し、最後までボールをみる、というところまでできたら、あとはスイングの軌道とタイミングを調整するだけです。
まずは、自分のスイングの特徴やクセを把握しましょう。
スイングの軌道にクセはないか、タイミングは早いのか遅いのか。
誰かと一緒に来ているのであれば、アドバイスしてもらったり、動画を撮ってもらったりすることで、客観的な目線で調整していくことができます。
微調整を重ねて、バットに当たっとき、遠くに飛んだときの形を体に覚えさせましょう。
「吉祥寺バッティングセンター」に行ってきました!
吉祥寺バッティングセンターの体験レポートをお届けします!
野球経験がなく、人生で2度目のバッティングセンターである筆者が、先述したコツを意識しながらバッティングしてみましたので、初心者の方はその感想も参考にしてください。
場所は「吉祥寺プラザ」があるビルの屋上
吉祥寺駅北口から徒歩6分、サンロードを抜けて左に歩くと、「吉祥寺プラザ」という映画館の看板が目立つビルが見えてきます。
このビルの4Fが吉祥寺バッティングセンターです。

「吉祥寺プラザ」の看板が目印です。

エレベーター前に立て看板があります。正確な営業日と営業時間はここで確認しておきましょう。バッティングセンターまでは階段では行けません。
施設内には<あの頃>の空気が流れる
エレベーターから降りると、一面の青空に染みわたる打球音が聞こえてきます。
屋上に作られたバッティングセンターは空が開けていて、晴れ空との相性が抜群です。
施設は決して新しくないものの清潔感があり、よく手入れされていることがわかります。
かつて一度だけ行ったことのある田舎のバッティングセンターを思い出させる雰囲気で、吉祥寺の駅近、都会の喧騒のど真ん中にありながら郷愁に浸ることができる。
そんな空間です。

まるで実家に帰ってきたような安心感と居心地の良さです。

コロナ禍対策もしっかりしていました。

施設内は完全禁煙です。
バッターボックスは4つ!最高速度は80km/h!
施設内に余計なものはありません。
消毒、手洗い場、トイレ、両替機、そして4つのバッターボックス。
バッターボックスは向かって左から、80km/hの左打席、70km/hの右打席、75km/hの両打席、80km/hの右打席、という順に並んでいます。
最低速度を80km/hに設定しているバッティングセンターがあることを考えると、全体的に遅めの速度設定であるといえるでしょう。
野球未経験者やバッティングセンターがはじめての方には適しています。

手洗い場もあります。

両替機があるので小銭がなくても安心です。

トイレがあるので長居も問題ありません。
料金は20球で200円
料金は20球で200円です。
バッターボックスに入ると、その脇にお金を入れる機械とバットがあります。
筆者が訪れたときには、長さの違うバットが2種類用意されていました。
200円入った時点で正面のピッチングマシーンが動きだすので、バットを手に持っておいてからお金を入れるのが良いでしょう。
使えるのは100円硬貨のみです。
小銭がない場合は、備え付けの両替機で前もって両替しておいてください。

20球200円。お手頃な価格です。
70km/hの右打席を体験!コツを掴めば結構バットに当たる!
筆者は今回、70km/hの右打席を体験しました。
バッティングセンター自体が人生で2度目の筆者は、不安を抱えながらバッターボックス入り。
バットを持つ手は左手と右手どちらが上なのか(調べたら右打ちの場合は右手が上でした)、丁寧にホームベースを置いてくれているのに立ち位置すら気づかず、最初の5球を豪快に空振りします。
6球目からは落ち着いてボールをよくみることを意識し、バットにボールが当たるようになってきました。
先述したコツを思い出しながらタイミングをはかっていくと、バットの芯がボールを捉えはじめます。
ずっしりとした爽快感は中毒性があり、一球一球を試行錯誤しているあいだに20球が終了。
バッティングセンターの魅力を知ってしまいました。
打ち終わった後は、飛んできたボールを前方に転がす「ボールの前出し」作業を忘れないようにしてください。
実際に体験してみて、70km/hという速度であれば、初心者の方でもボールをよくみて打つ余裕があると感じました。

左から2番目の打席、70km/hの右打席に挑戦しました。

バッターボックス。筆者が使った打席には、左手にお金を入れるところとバットがありました。
まとめ|年季の入った佇まいは長いあいだ愛されてきた証
吉祥寺バッティングセンターは駅から徒歩6分の場所にある、20球200円のバッティングセンターです。
友達や恋人と来ている10代や20代のお客さんが多く、デートコースや遊び場として親しまれていることがわかります。
女性の方も積極的にチャレンジしていました。
ところどころ塗装のハゲたバット、傷だらけの手洗い場、年数を経て色が変わった掲示物。
言ってしまえば、吉祥寺の華やかなイメージとはかけ離れているかもしれません。
ただそこがいい。
考えてみれば、今となっては人気のお店があつまり、ラインナップも頻繁に変わってしまう吉祥寺で、何年ものあいだ愛されてきたということです。
道具は色褪せても、そのひたむきさ、その存在は決して色褪せることはありません。
次々と変わっていく街のなかで、これからも変わらない場所としてありつづけるのでしょう。
友達と、恋人と、家族と、ひとりで、吉祥寺の空に打球音を響かせてみませんか?
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目11−19 |
交通アクセス | 「吉祥寺」駅から徒歩6分 |
電話番号 | 0422-21-6927 |
営業時間 | 11:00〜18:50 |
休業日 | 不定休 |
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