お饅頭やお団子、羊羹など種類の多い和菓子ですが、「毎日でも食べたい!」「最近、洋菓子より好き」という人も多いのでは?
そんな和菓子の歴史は縄文時代までさかのぼり、木の実を砕いてアクを抜き、丸めたものが団子の始まりとされています。
その後、唐(現在の中国)との交流が始まり、米粉などに甘味料を加えてこね、油で揚げた「唐菓子(からくだもの)」が伝来。
鎌倉時代には茶の湯文化とともに和菓子も進化し、甘い蒸し饅頭や羊羹の原型が「点心」として伝えられました。
さらに戦国時代には鶏卵を使ったカステラが伝わり、基本的に植物から作られていた和菓子に一大転機が。
江戸時代には和菓子文化が花開きますが、明治時代になると西洋のチョコレートやビスケットなどが広まり、それらを「洋菓子」、昔からあるお菓子を「和菓子」と呼ぶようになりました。
なるほど、それでカステラは和菓子なのですね。
吉祥寺には老舗和菓子店も多く、普段のおやつから高級銘菓まで思い思いに愉しみたいお菓子が揃います。
日本の美しい四季を映すのも和菓子ならでは。
大切な人への贈り物にも喜ばれますよ♪
吉祥寺 虎屋
1949年創業。
ダイヤ街アルファ店、サンロードの吉祥庵(現在は休業中)に続き、昨年12月に喫茶併設の弁天通り店がオープンしました。
干支の寅をイメージした「虎最中」とともに、今の季節は「桜もち」がおすすめ。
香りが良く、甘さと塩味のバランスが絶妙。
もちもち食感がたまらない絶品です!
店主 寺岡さん
「落ち着いた和の空間で、作り立ての和菓子とお茶をご堪能いただけます。」
住所 | 武蔵野市吉祥寺本町1-29-4 |
TEL | 0422-20-2283 |
紅梅堂
1968年創業の老舗和菓子店。
二代目の大平さんが手がけるのは、饅頭やお団子、季節の生菓子といった伝統的な和菓子のほか、「カフェ生どら」や「コーヒー大福」といった和と洋を融合させた創作和菓子も人気で、武蔵野市のお土産品「むさしのプレミアム」にも認定されています。
店主 大平さん
「コーヒー好きが高じて思いついた創作和菓子。甘さ控えめで幅広いお客様に人気です。」
住所 | 武蔵野市吉祥寺北町2-2-12 |
TEL | 0422-22-6026 |
小ざさ
1951年創業の老舗和菓子店。
店の伝統と味を守り、1日に150本のみ作られる羊羹を求め、早朝から行列が絶えません。
もうひとつの名物は最中で、しっとりとした口溶けの皮にたっぷり入った小豆あんと白あんは、丸みのある上品な甘さ。
吉祥寺土産の定番として親しまれています。
店長 伊神さん
「貴重な国内製造の高級砂糖を使用しさっぱりとした甘さが特徴です。」
住所 | 武蔵野市吉祥寺本町1-1-8 |
TEL | 0422-22-7230 |
俵屋
1855年に京都で創業し、30年ほど前に吉祥寺に移転した老舗和菓子店。
「甘納豆」や昭和天皇に献上された「御召列車饅頭」など伝統の逸品が揃います。
かわいらしい「井の頭 どうぶつ最中」は手土産にも◎。
「苺大福」は見た目も美しく、そのおいしさに毎年発売を心待ちにするファンも多いそう。
店長 友田さん
「苺大福や抹茶大福など、四季折々のお菓子をご用意してお待ちしています。」
住所 | 武蔵野市御殿山1-7-7 |
TEL | 0422-49-5671 |
営業時間 | 11:00〜18:00(月曜火曜定休) |
HP | https://tawaraya-kichijoji.shop/ |
https://www.instagram.com/tawaraya_kichijoji/ |
吉祥寺 亀屋萬年堂
創業115年の歴史を持つ、茶席のお菓子の専門店。
伝統的な素材と技術にオリジナルのエッセンスを加え、茶の湯菓子の新たな魅力を発信しています。
店舗はなく、普段はオーダーメイドの注文のみですが、吉祥寺では日曜限定で店頭販売もスタート。
心にしみる和の美しさ、伝統の味わいをぜひ。
「茶席のためのお菓子をお作りしています。お気軽にご相談ください。」
住所 | 武蔵野市吉祥寺東町1-25-14 |
TEL | 0422-22-6466 |