吉祥寺駅北口から歩いて3~4分のところに、器のギャラリーのようなお店に小さな喫茶スペースが併設されているおしゃれなお店がオープンしました。
ビルの2階に、ひっそりと静かにオープンしているutsuwa屋 時器(toki)です。
全国の様々な作家さんが集まる器の専門店にカフェもあるお店はどのようなショップなのか、気になったので、早速行ってみました。
utsuwa屋 時器(toki)について
お店のコンセプト
時器(トキ)という店名には、食を彩る器で、暮らしをもっと豊かにしていきたいという想いが込められています。
その名の通り、手に取りたくなるような素敵な器が店内に多く並んでいて、食事はもちろん、インテリアにも使えるデザイン性豊かな器が印象的です。
作家さんの紹介
時器(トキ)で販売されている作家さんを少し紹介していきます。
藤田陶房
茨城県笠間市で陶工房を営む作家さんです。
ぼってりと厚みのある笠間焼は素朴な温かみがあり、お茶や料理を引き立ててくれる器です。
湯呑(税込2,000円)は、手になじむサイズ感と味のある形がとても素敵です。
藤野紗恵子
岡山県立大学でセラミックデザインを、多治見市で陶磁器を学び、現在は岐阜県で活動をしている作家さんです。
店内でも目を惹き付ける鮮やかなブルーは、まるでガラスのような涼しな釉薬(うわぐすり)と表面のきめ細かな貫入(かんにゅう)という陶器が焼かれ冷えたときにできる釉薬がヒビのような状態で固まる現象が印象的な器です。
写真のような貫入浅鉢(税込4,620円)は、どんな食卓にでも映えそうで、使い勝手もいいサイズ感が特徴的です。
我戸幹男商店(ガトミキオ)
明治41年にろくろの町、山中温泉に我戸木工所として創業した老舗の商店です。
天然の素材が生み出す美しい木目の漆器がとても美しいので、贈り物にも最適です。
新道工房
愛知県瀬戸市に工房を構えています。
古典をモチーフにしたし色絵、染付、白磁の器があり、食卓が楽しくなるようなモチーフは1つ1つ表情が違ったりするので、選ぶ楽しさがありあります。
作家さんのこだわり、想いの詰まった器は1つ1つ特徴があり、食卓や部屋をより華やかで豊かな空間にしてくれそうです。
数々の器を見て、どんな使い方をしようかと考える時間も楽しめるのが時器(トキ)の魅力の1つです。
utsuwa屋 時器(toki)へ行ってみた
アクセス
吉祥寺駅北口を出て、バスロータリーのある駅前の道を右に進み、交番前の交差点を渡り、直進します。
飲食店が並ぶ道の先に郵便局がある十字路を進むと小さなビルの2階に時器(トキ)があります。
ビルの入口にかわいい看板が立っているので、目印になります。
ゆったりとしたギャラリー空間
店内に入るとすぐに器のギャラリー空間が広がっています。
展示されているテーブルごとの間も空間があるので、ゆっくりと見ることができます。
休日の日中ということもあり、店内は数人のお客さんで賑わっていました。
店員さんと作家さんのお話をしながら、見ている人や手に取って1つ1つの作品の良さを楽しんでいる人が多かったです。
白い棚には、マグカップや大皿などが並んでいました。
1つとして同じ形や色合いのものはなく、どんな使い方をしようかと考えると色々な幅が広がっていきます。
目的が合って選ぶのも楽しいですが、この器に合う料理はどんなものだろうかと逆の発想で選ぶのも新しい出会いがありそうですね。
食卓を楽しくしてくれそうな、かわいらしい唐津焼の箸置きもありました。
無くても困らない箸置きですが、箸置きがあれば、食卓をいつもとは違った雰囲気にできるので、取り入れやすいくおすすめです。
色々な形の小鉢や小皿もたくさんありました。
手に馴染み、ずっと使い続けたくなるような器ばかり並んでいるので、新しいお皿を探している方もそうでない人もきっと素敵な器に出会うことができると思います。
utsuwa屋 時器(toki)のカフェスペース
小さなカフェスペースが窓際にあります。
1人~2人利用が丁度いい感じで、外を眺めながらほっと一息をつくことができます。
大きな窓から差しこむ光が暖かくとても気持ちがいいカフェスペースとなっています。
席が空いていれば、店員さんにカフェを利用することを伝え、好きな席を選ぶことができます。
店内奥のカウンターでドリンクなどのを注文します。
この日のドリンクメニューは、コーヒー、黒胡麻きなこのホットミルク(よつ葉牛乳使用)の2種類と、フードは小さなチョコレートケーキでした。
時器(トキ)では、飲み物の器を好みのものから選ぶことができるという嬉しいサービスがあります。
選べるのは写真にあるような5種類の器の中からになります。
形や大きさ、持ち味の異なった器の中から好みやその時の気分によって選ぶことができるのは嬉しいですね。
選べる器の中に、店内に並んでいる作家さんの気になっている器があったら、実際に使ってみることができる機会でもあります。
素敵なカフェスペースで、好きな器でいただくことができる特別な時間を愉しむことができます。
コーヒーと小さなチョコレートケーキで至福な時間
今回は、藤田陶房さんの取手のない和を感じる器でコーヒーを頂くことにしました。
コーヒーと小さなチョコレートケーキを注文し、カフェスペースでゆっくりと過ごしてきました。
渋めの味わいで、酸味よりもコーヒーの深みを強く感じる味が特徴のコーヒーです。
時間が経つと酸味も感じられてくるので、時間差で味の違いを楽しむことができます。
また、通常のマグカップで飲むよりも、焼き物の器は、口当たりもやさしく感じることができ、器が異なるだけで味にも変化があるという新しい発見もありました。
小さなチョコレートケーキは、包まれた紙をはがすとチョコレートとカカオの甘い香りがふんわりと香る濃厚なチョコレートブラウニーケーキです。
外はさっくり、中はしっとりとしていてほんのり洋酒も感じられる大人な味のチョコレートケーキです。
小休憩にぴったりのサイズ感で、満足感のあるチョコレートケーキでした。
素敵な器を眺め、のんびりと過ごすことができるカフェスペースは日常を少し離れ、ゆっくりとした時が流れるとても素敵な空間でした。
お会計方法
時器(トキ)での支払い方法は、現金の他、クレジットカード(VISA、mastercard)の利用ができます。
ただし、カフェメニューの注文の際には現金のみなので注意してください。
まとめ
吉祥寺に新しくできた、器の専門店カフェ時器(トキ)の魅力は伝わりましたでしょうか。
素敵な名前のとおり、器を通して、食卓や暮らしを豊かな時間に変え、カフェスペースでは落ち着いた雰囲気の中、至福な時間を過ごすことができます。
これから季節のイベントも増え、食卓を家族で囲む機会も増えてきます。
新しい食器を探している方はぜひ時器(トキ)で素敵な器を探してみてください。
カフェとして利用することもできるので、1人でゆっくりと過ごした方にもおすすめです。
吉祥寺に来た際には、その時々、様々な目的で利用できる時器(トキ)で素敵な時間を過ごしてみてください。
住所 | 武蔵野市吉祥寺本町1-32-11高村ビル2F |
TEL | 080-7085-6866 |
営業時間 | 12:00~18:00 |
定休日 | 月曜日 |
https://www.instagram.com/utsuwatoki/?hl=ja |