新型コロナウィルス対策の影響で、自宅でテレワーク・リモートワークをしている人が増えています。
国土交通省の調査によると、テレワーク実施者の割合は、令和2年から3年にかけて倍増しているそうです。(国土交通省「令和2年11月〜12月のWeb調査」より)
テレワークは通勤が無くて身体的には楽な反面、生活空間で仕事をすることで生活音が気になる、椅子・デスクが合わないことで身体を痛める、仕事以外の誘惑が多いなど、環境にストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。
また、気分転換に外で働きたいけれど、カフェだと情報漏洩が気になったり、集中できないという人もいるかもしれません。
そんな時、活用したいのがレンタルスペースです。
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手軽に利用できる「ドロップイン」がおすすめ
レンタルスペースとは、個室空間を一定時間貸し出し、その対価として利用料を得るサービスのことです。
レンタルスペースの一種に貸し会議室もありますが、レンタルスペースは会議だけでなく幅広い目的に対応できる施設といえます。
最近では、固定のオフィスを持たない個人事業主に対して、レンタルオフィスとして登記可能な住所を含むスペースを貸し出すところを増えてきています。
スペースの利用方法としては、法人契約が必要だったり、個人であっても月額固定の費用がかかる会員制になっていることも多々あります。
気軽に、一時的に利用したい場合におすすめなのが、月額など固定支払いが不要で、一時的に利用できる「ドロップイン」です。
また、レンタルスペースは幅広い目的の利用ニーズをカバーするために、設備も様々です。
HPの画像・動画で設備情報が確認できることが多いので、自分にとって、テレワークをするのに快適な空間かどうかを事前に確かめてください。
この記事では、ドロップイン利用ができて、Web会議や電話・打ち合わせができる個室のあるスポットをご紹介します。
テレワーク環境を整えて、業務効率を高めましょう!
MARUI TOCLUS WORK(マルイトクラスワーク)
吉祥寺丸井の裏側に2021年3月にオープンしたのがMARUI TOCLUS WORKです。
同じく丸井内にできたシェアハウス「MARUI TOCLUS (マルイ トクラス)吉祥寺」と隣接したワークスペースとして、吉祥寺界隈で話題になっている仕事利用に特化したレンタルスペースです。
ここには、個室ブースが6室あります。部屋の大きさは、レギュラーサイズ・ラージサイズと2種あります。
全ての部屋が遮音加工が施されているので、Web会議・電話も安心してできます。
どんな時に利用するのがおすすめ?
MARUI TOCLUS WORKは、15分単位で予約することができます。(予約サイトによって単位が異なりますので、下表を確認してください)
また、人一人分の狭小スペースなので、例えば、計算を含む作業など短時間で集中して取り組みたい業務がある時に利用するのがおすすめです。
筆者が平日利用した際も、30分程度での出入りが多かったように感じました。
平日8時間勤務したら、料金はいくら?
平日8時間利用したとすると、利用料金は4,576円(税込)です。※レギュラーサイズの場合
普段使いで長時間利用するには少し高く感じるかもしれません。
また、MARUI TOCLUS WORKは、無人で運営されているため、初めての人は予約・利用方法に少し戸惑うかもしれません。(筆者も戸惑って5分ほど入室できませんでした!)
利用してみたいと思った方には、以下に紹介する体験記事が参考になります。
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施設名 | MARUI TOCLUS WORK |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目7−11 |
営業時間 | 8:00~21:00 |
モニター | あり(24型) |
個室 | あり |
利用料金 | 143円/15分、572円/1時間(レギュラーサイズ)、165円/15分、660円/1時間(ラージサイズ) ※予約サイトによって予約できる利用時間単位が異なります。 |
支払い方法 | 予約サイトにて事前決済 |
予約方法 | 要予約。インスタベース、メトロミニッツなどの予約サイトより。メトロミニッツでは、15分単位で予約可能 |
予約サイト | https://upnow.jp/metrominutes ※予約できるサイトは複数あり |
飲食 | 食事は不可。飲み物は持ち込み可 |
コピー・プリンタ | なし |
トイレ | 丸井のトイレを利用 |
i-office吉祥寺店(アイオフィス)|大正通り
続いては、大正通りにある「i-office吉祥寺」です。
このi-office吉祥寺は、武蔵野市や商工会議所と連携しているサービスとなっています。
吉祥寺の起業家を支援するコワーキングスペースで、法人登記や会議室利用、レンタルギャラリーサービスなどが利用できます。
もちろん、ドロップイン利用も可能です。
ドロップインで利用できるのは、オープンスペースにあるデスク席と、防音設備のある会議室(6名まで入ることができます)です。
会議室は1室なので、必ず事前に空き状況を確認することをおすすめします。
オフィスの様子は、公式サイトから動画で確認できます。
どんな時に利用するのがおすすめ?
料金が手頃なので、長時間利用がおすすめです。例えば同居している家族もテレワークになったという場合、保育園や学校が休みになり子供が自宅で過ごしている場合など、一日中自宅で勤務ができない時の強い味方です。
ただし、デスク席はオープンスペースになっているので、情報漏洩しないようにパソコン画面のセキュリティ対策をすることをおすすめします。
平日8時間勤務したら、料金はいくら?
i office吉祥寺は、1日利用で2,200円(税込)となっています。
他のスペースに比べると、かなりリーズナブルに利用することができます。
施設名 | i office吉祥寺 |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-8-4 |
営業時間 | 月~土 9:00~21:00 日 9:00~17:00 |
モニター | なし |
個室 | あり※6名入る会議室が1室 |
利用料金 | 550円/1時間、2200円/4時間以上・1日利用 |
支払い方法 | HPで会員登録ののち、現地精算 ※現地で身分証の提示が求められます |
予約方法 | オープンスペースは予約不要。会議室は、以下サイトで空き状況を確認 |
URL | https://www.i-office.jp.net/reserve/ |
飲食 | コーヒー無料、有料ドリンクあり |
コピー・プリンタ | あり |
トイレ | あり |
STATION BOOTH(ステーションブース)|吉祥寺駅改札内
2019年からJR東日本の駅構内に続々と増えているのが、「ステーションワーク(STATION WORK)」です。
吉祥寺駅には、JR中央線ホーム側に「STATION BOOTH 」が2室があります。
個室内にはデスク・PCモニター・エアコンがあります。完全個室なので、Web会議や電話も可能です。
他スポットと比較すると料金は高額ですが、通勤の後「自宅に仕事を持ち帰りたくない」という声や「通勤前に集中して作業したい」など駅構内にあるからこそのニーズに応えた利用ができます。
どんな時に利用するのがおすすめ?
緊急対応など、突発的に業務を行う必要がある場合、または、次のアポイントまで時間を潰したい場合などに利用するのがおすすめです。
カフェなどに入ってパソコンを開くと情報漏洩などセキュリティ対策が必要ですが、STATION BOOTH なら不要です。
平日8時間勤務したら、料金はいくら?
STATION BOOTH を平日8時間利用すると、利用料金は8,000円(税込)です。
長時間利用を想定していない料金設定であると言えます。
施設名 | STATION BOOTH |
住所 | JR吉祥寺駅構内 |
営業時間 | 7:00〜21:30 |
モニター | あり |
個室 | あり |
利用料金 | 250円/15分 |
支払い方法 | 会員登録ののち、事前決済 |
予約方法 | 予約不要。空き状況は以下サイトで確認を。 |
予約サイト | https://www.stationwork.jp/booth-desk-franchise/base-search/base-details/?floorId=379 |
飲食 | 食事は不可。飲み物は持ち込み可 |
コピー・プリンタ | なし |
トイレ | JR吉祥寺駅構内で隣接しているトイレを利用 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ドロップイン利用ができて、Web会議や電話・打ち合わせができる、個室があるレンタルスペースとなると、現在の吉祥寺にはまだ多くないのが実情です。
テレワークが進む中、レンタルスペースと提携して従業員が利用できるようにする企業も増えてきていますので、まずは、利用できるサービスがないか、会社に確認するのが良いかもしれません。
たまにでも、働く場所を変えることが、気分転換にもなりますよね。
これからの働き方のスタンダートになるであろう、テレワーク生活のクオリティ向上に役立ててください。
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