吉祥寺で遊ぶ

末広通りを散歩しよう!老舗本屋やライブハウスなどサブカルを中心に紹介!

吉祥寺の魅力を掘り下げていくにあたっては、北口・南口にそれぞれ数多存在する細い路地の攻略は欠かせません。

特に「○○通り」をキーワードに特定の通り沿いに的を絞って散策に出てみると、歩いているだけでも人々の活気と息づく文化の織り成す雰囲気を楽しめます。

そんな「○○通り」の中でも、駅からのアクセスこそいいものの大きくは目立っていない、絶妙なマイナーさと地元感を今に残す通り「末広通り」です。

 

末広通りは、井の頭通りからみて1本駅側に通っている細いタイル張りの路地ですが、近年は通り沿い入り口と井の頭通り沿いにヤマダ電機が建設されたことで、2つのヤマダ電機に挟まれる格好となった末広通りは存在感を増しました。

末広通りはもともと、音楽好きの人やバンドマンが夜な夜な集い演奏で盛り上がるライブハウス「吉祥寺SHUFFLE(シャッフル)」があることで知られていて、昔から音楽界隈の人にはなじみ深い通りではありました。

しかし吉祥寺の中ではあまり観光客は近寄らないスポットで、お店のラインナップも飲食店・コンビニ・中学受験予備校・ライブハウス・フィットネスクラブなど、さしあたって観光地化や町おこしを狙っておらず地元に根ざした商売が細々と続いているような通りなので、イメージでいえば「普通の主婦や塾帰りの学生が買い物袋を提げて歩いていてもおかしくない」ような通りです。

ですが、だからこそ末広通りは、隠れた名店が多い場所として吉祥寺に慣れた人や地元民に長く愛されているのです。

 

今回は、吉祥寺のちょっぴりディープなスポット「末広通り」を散歩しながら、末広通りならではの楽しみ方をご紹介していきます。

なお、お店の営業時間については緊急事態宣言発令中のため変更されている可能性があります。ご注意ください。

末広通りは電車ユーザにはあまり縁がない?井の頭線ガードの下を潜り抜けて辿り着く、地元民に便利な場所

吉祥寺駅南口(公園口)を出て左に行くと、吉祥寺大通りにぶつかります。

吉祥寺大通りにぶつかる少し手前、真上には井の頭線吉祥寺駅と京王井の頭線の線路が井の頭公園方面に向かって伸びており、ガード下のような薄暗い場所を抜ける必要があります。

そのため駅前から末広通り方面を見るとどうしても薄暗い雰囲気が付きまとって、慣れていない人には少し近づき難い空気感が漂っています。

しかし吉祥寺大通りを渡ってしまえば再び街並みは明るくなり、道路を渡った先にあるヤマダ電機を目印に、その脇に伸びているタイルが斜めに張られた通りを臨むことができるでしょう。
ここが「末広通り」です。

 

末広通りには、「末広通り自転車駐輪場」という大きな駐輪場を中心に周辺に4つの末広通り駐輪場があり、自転車で来れる距離に家がある人はここを使えば間違いないです。

そして吉祥寺大通りの中でも末広通りにぶつかるあたりにはタクシー乗り場があり、終電を逃した地元民にとっては救いの場でもあります。

末広通りは、このように電車しか使わないとあまりお世話にならない通りですが、自転車・車でのアクセスが良好なので、地元民には大変便利な場所なのです。

 

burger kitchen WAKIE WAKIE」はランチにおすすめ!まずは入り口で腹ごしらえから

吉祥寺大通りの横断歩道を渡り、末広通りの入り口右手側、ヤマダ電機の真向かいに見えてくるのが「オリエンタルビル」というベージュ色の建物です。

オリエンタルビルと真っ白の字で書いてあるので、中には入らずとも目に入って気になっていた方も多いのではないでしょうか。

3階は美容院ということもあって非常におしゃれな雰囲気が漂っていますが、1階は処方せん薬局、4階は英会話教室というのが非常に違和感をおぼえますが、これこそまさに吉祥寺らしい雑多感。

 

この目立つビルの2階にあるのがハンバーガー&ホットドッグ専門店「burger kitchen WAKIE WAKIE(バーガーキッチン・ウェイキーウェイキー)」です。

このお店は新宿御苑で2014年から営業している「burger kitchen CHATTY CHATTY(バーガーキッチン・チャッティチャッティ)の姉妹店で、2018年に末広通りにオープンしました。

吉祥寺では比較的新顔ながらも、気づけば末広通りの顔となり、安定して経営が続いている人気店です。

内装は店主曰く「日常と違う異空間」を意識したという、アメリカン・アンティークの家具や照明が並び、窓側にはバーガーショップの定番であるカウンター席があり、テーブルを覆えそうな大きなアンブレラが照明として機能するテーブル席もあります。

 

肝心のバーガーはオーストラリア産ビーフで極粗に挽いたまさしくアメリカンなゴツゴツしたパティを使い、「メープルパインバーガー」「紫蘇おろしバーガー」など毎月のようにメニューが入れ替わる一風変わったお店。

多国籍な中でも比較的アジアンなレストランが多い吉祥寺の中でも新鮮に感じるような、レトロなアメリカンを感じる内装と、カジュアルながらも洗練された雰囲気からは、吉祥寺駅北口に点在する古着屋さんを思わせます。

おひとり様でもOKですし、友達と吉祥寺に訪れた際に立ち寄るのにも向いています。コロナ禍に入ってから早々にUberEATSも始め、そちらも売り上げが好調。吉祥寺の比較的近くにお住まいの方はUberEATSで頼んでみてもいいかもしれませんね。

 

  • 店名:burger kitchen WAKIE WAKIE
  • 住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2丁目2−3 オリエンタルビル 2F
  • 営業時間:11:00-20:00 ※通常は22時までの営業だが、緊急事態宣言中は20時まで

 

食事終わりのデザートに「白髭」のシュークリームはいかが?

お腹もいっぱいになったことですしディープな末広通りを進んでいきましょう。

右手にお馴染みコンビニのファミリーマートがあったとおもったら、冒頭でもちらっと紹介した吉祥寺の代表的なライブハウス「SHUFFLE」の白い看板が見えてきて、かと思えば左手に園芸品屋さんや古き良き割烹のような建物、そして末広通りに面する巨大な自転車駐輪場が過ぎていきます。

 

末広通りに面する多彩な建物群を右手左手に眺めながら、あくまでも散歩感覚でゆったりと進んでいくのがおすすめです。

末広通りは普通に歩けば通り抜けるのに5分とかからない小さな通りですので、1つ1つの店をじっくり眺められますし、末広通りの先には目立った吉祥寺のランドマークがないのでそのぶん観光客も少なく、吉祥寺ならではの地元感をゆっくりと味わえるでしょう。

 

そんな末広通りの真ん中あたりに、「白髭のシュークリーム工房 吉祥寺店」があります。

吉祥寺駅方面から末広通りを歩いていると、右手に特徴的なトトロの看板が見えてきますので、すぐにわかるでしょう。

元々このお店は小田急線世田谷代田駅にある同名のシュークリーム屋さんが始まりで、吉祥寺店は2018年11月にオープンした2店舗目。

看板メニューはトトロの看板の通り、トトロの形をしたかわいらしいシュークリームで、いつも行列ができている人気店ゆえに14時には売り切れてしまうこともあるそう。

白壁と明るいベージュの木材で構成された優しい雰囲気の店内にはトトロの絵やフィギュアなどがいっぱいで、なんとこれはスタジオジブリ公認

公認ゆえに箱やパッケージにはオフィシャルのトトロのデザインがあしらわれ、「白髭のシュークリーム工房」のロゴデザインもスタジオジブリのオフィシャル的なフォントになっています。

人気もクオリティも間違いないデザートをお探しならまず押さえておきたい名店です。

 

  • 店名:白髭のシュークリーム工房 吉祥寺店
  • 住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2丁目7−5
  • 営業時間:11:00~19:00

 

末広通りの端っこにあるひっそりとしたカフェ「ミミ」で落ち着いたアフタヌーンティーを楽しもう

「白髭」から先に末広通りを進んでいくと街並みはより簡素になっていき、屋外型の駐輪場や一般の住宅や小さなマンションも増えて非常に閑静な雰囲気になっていきます。

そんな末広通りには喫茶店もいくつか点在していて、そのどれもが閑静な雰囲気の中でゆっくりとできるお店ではあるのですが、特にこのあたりに名店が多い印象があります。

左手にすぐに見えてくる、単一農園の珈琲豆で作るシングルオリジンコーヒーが人気の「リュモンコーヒースタンド」もおすすめですが、せっかくならばもっと末広通りの奥にいってみましょう。

 

末広通りは吉祥寺大通りから入って斜めに伸びていき、最終的には井の頭通りに合流しますが、井の頭通りとの合流地点のすぐ手前に、「カフェ ミミ」があります。

敷地内には自転車が停められる駐輪スペースや活けられた植物が見栄えよく並ぶテラス席も用意されており、少し奥まって所にお店の建物がありますが、赤い壁にオレンジの日除けが印象的な非常におしゃれなお店です。

白壁と朱色~黒茶の暖色で統一されている内装は木目調で洗練されていながらも古風な雰囲気も漂い、独特な形をしたドア枠もかわいらしく、ペルシャ風の絨毯やこだわりの照明、フランス製の家具も魅力を引き立てています。

食事メニューはキッシュ、クスクス、クロックムッシュなど、デザートメニューはクレームブリュレガトーショコラといった、フランスでよく食べられる料理が並びます。

それもそのはず、日本人の男性とフランス人の女性が二人で切り盛りされているお店なのでフランスの地方料理的な魅力が楽しめるのですが、フランス人の女性の気さくな人柄も地元民から愛されています。

食事もいいですが食後のカフェオレもフランス本場の抹茶茶碗のような大きなお椀に入っており、フランスの雰囲気をずっと楽しめる魅力的なお店です。

 

  • 店名:カフェ ミミ
  • 住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-32-11
  • 営業時間:8:00~18:00

 

一通り巡ったら帰りに「古本よみた屋」で古本を発掘しよう

末広通りを一通り巡ったら、末広通りをそのまま戻って駅方面に向かい、いつぞや目にしたファミリーマートの脇を左に曲がって、井の頭通りに出たら右折、丁度ライブハウス「吉祥寺SHUFFLE」の裏手にある古本屋「古本よみた屋」に立ち寄ることをおすすめします。

吉祥寺で長年営業する「古本よみた屋」は、心理・思想・趣味・アートの古本が充実しており、ジャンル的に一般の古書店とは違った少し変わったラインアップが揃っていて、吉祥寺というよりは神保町のような雰囲気を醸し出す、本好きなら一度は訪れるべき書店です。

こう聞くと少し敷居が高くて入りづらそうですが、店内は明るくそんなに物々しい雰囲気はなく、井の頭通り沿いの賑やかな場所に違和感なく溶け込んでいるので、通りがかりにさっと入ることができます。

筆者もこの本屋で何度か買い物をしたことがありますが、哲学者のヴィトゲンシュタイン・キルケゴールの普段普通の古書店ではあまり見かけないような著書を発見したことを今でも憶えています。

本好きで少しマニアックな古本を探している方だけでなく、何か興味のある本を見つけてみたいという感覚でも気軽に入ることができるお店ですし、比較的遅くまで営業しているので、散策の帰り道にもおすすめです。

 

  • 店名:古本よみた屋
  • 住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-6-10
  • 営業時間:10:00~22:00

 

吉祥寺の生活感の中にこだわりの店が紛れ込む「末広通り」の散策を楽しもう!

以上、吉祥寺の中でもあまり取り上げられることが少ない「末広通り」のおすすめ店やおすすめの歩き方をざっと散策コース仕立てにしてご紹介しました。

あまり目立ったランドマークがない通りではありますが、ライブハウスやシュークリーム&クッキー専門店、喫茶店、バーガーショップなど、ひとつひとつのこだわりが光るスポットが吉祥寺ならではの土着の生活感のそこかしこに紛れ込んでおりまだまだ未発掘のエリアです。

今度の週末は、特に用事がなかったとしてもこれまで訪れていなかった隠れた名店を探しに、末広通りを歩いてみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール

Tomike(トミケ)
Tomike(トミケ)
街歩き・自転車・散歩が好きな、吉祥寺近辺在住のWebライター。街単位のローカル・カルチャーや歴史を掘り下げたり、珍しいスポットを巡るのが好き。最近のマイブームは「暗渠(あんきょ)」と「水路」。

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