コロナ禍でおうち時間が増え、運動不足になっている人も多いのではないでしょうか?
気候も良くなり、外で過ごすことが気持ちの良いこの時期は、ウォーキングやランニングを始めるにはもってこいです。
この記事では、井の頭公園近辺でできるウォーキング・ランニングコースをご紹介します。
吉祥寺でウォーキング・ランニングできる?
休日の吉祥寺は人出が多く、「混雑の中でウォーキング・ランニングするのは難しいのでは?」と感じる方も多いと思います。
しかし、そんなことはありません。
吉祥寺を代表する憩いの場所、井の頭公園でできるのです。
井の頭公園では、平日休日・昼夜関係なく、走ったり、歩いたり、運動を楽しんでいる人がたくさんいます。
また、井の頭公園は武蔵野市の南東から三鷹市の北東にかけて広がる広大な公園です。
多くの人が訪れる井の頭池の池畔以外にも、小さな公園や運動場、広場があり、場所によっては混雑を避けて運動することができます。
ウォーキングにおすすめ・井の頭池周遊コース(総距離:1.5km、走行時間:15分程度)
ここからは、井の頭公園内で気軽にウォーキングできるコースを紹介します。
井の頭公園は日本で初めての郊外公園として、2017年に開園100年を迎えた歴史ある公園です。
コース内の見どころも併せて紹介しますので、通る時に思い出しながらウォーキングを楽しんでください
井の頭公園のシンボルである井の頭池の周りを巡るコースです。
週末は、ご存じの通り多くの人で賑わっていますので、おすすめの時間帯は朝と夜です。
9時・10時台であれば人出は多くありません。夕方は17時以降がおすすめです。
スタート地点 ひょうたん池
スワンボートでお馴染みの井の頭池のほとりであればどこからスタートしてもOKです。
以下の内容は、ひょうたん池付近からスタートしています。
コース内の見どころ① ひょうたん橋
井の頭池の源流は神田川ですが、井の頭池と神田川の間にあるのがひょうたん池です。
夏になると、子供たちがザリガニ釣りをしている姿をよく見かけますね。
このひょうたん池と、井の頭池の境に架かっているのがひょうたん橋です。
橋の上からスワンボート乗り場に向かっての景色は、公園の中でも絶景のひとつです。
桜の季節には写真撮影をする人が多く訪れます。
井の頭池を右手に、ひょうたん橋を渡って遊歩道へ。
池の周りには約250本のソメイヨシノ・ヤマザクラが植えられています。
木々に囲まれた一本道の遊歩道を通なりに進みます。
コース内の見どころ② 井の頭弁財天
遊歩道を進むと右手に見えてくるのが、吉祥寺のパワースポット・井の頭弁財天です。
音楽を始めとした芸術・学問の神として信仰されており、武蔵野吉祥七福神の一柱です。
境内には、財運アップにご利益のある「銭洗弁天」がありますので、途中でお参りするのもおすすめです。
井の頭弁財天を過ぎて道なりに進むと、左手に梅林、右手に井の頭自然文化園水生物館が見えてきます。
さらに進むと、井の頭池の西端にたどり着きます。
コースの見どころ③ お茶の水
井の頭池の西端にあるのが、こちらもパワースポットとして知られるお茶の水という井戸跡です。
江戸時代、この場所を訪れた徳川家康が湧水を「関東一の名水」と愛し、お茶をたてたところから、お茶の水と呼ばれるようになりました。
井の頭の地名は、3代将軍・徳川家光が「井戸の中で一番美味しい」と言い、この場所が「井(戸)の頭(トップ)」と呼ばれるようになったとか。(諸説あり)
橋の上からスワンボート乗り場に向かっての景色も、井の頭公園の絶景スポットのひとつです。
ビルなどの建物が無いので、街中にいることを忘れてしまうような景色が楽しめます。
お茶の水を過ぎ、さらに道なりに進むと、七井橋通りの階段など、井の頭公園の玄関口が見えてきます。
コース内の見どころ④ 野外ステージ
野外ステージは、今から50年以上前の1956年に井の頭恩賜公園野外音楽堂として完成しました。
都内では「日比谷公園」、「上野恩賜公園」内のステージに次いで、3番目となる野外音楽堂です。
高さ4.5m、舞台の広さは170㎡のシェル型になっています。
年末年始と桜の時期は利用できませんが、東京都の申請許可があれば、一般でも使用することができます。
ここでゴールです。
ランニングにおすすめ・御殿山〜西園競技場コース(総距離:2km、走行時間:20分程度)
井の頭公園の三鷹側、御殿山の先には動物園やスポーツ施設、三鷹の森ジブリ美術館があります。
この辺りは、週末であっても井の頭池エリアよりは人通りが少なくなりますので、週末でもランニングが楽しめます。
スタート地点 ムレスナティー東京
吉祥寺通りと井の頭公園との接点にあるムレスナティー東京がスタート地点です。
ムレスナティー東京は、2021年8月にフレンチレストラン・芙蓉亭の跡地にできた紅茶専門店です。
コース内の見どころ① 井の頭自然文化園(動物園)
吉祥寺通りを道なりに進むと、右手に見えてくるのが井の頭自然文化園(動物園)です。
1942年に開園した歴史ある動物園で、井の頭公園の3分の1の面積を占めています。
ニホンリスやニホンカモシカなどの日本産動物、フェネックやヤマアラシといった外国産動物を飼育しており、モルモットコーナーやリスの小径など動物と触れ合ったり、間近で観察できる施設が多いのが特徴です。
入場チケットは、HPからオンライン購入可能です。
コース内の見どころ② 万助橋(萬助橋)
玉川上水に架かる橋で、三鷹市と武蔵野市の市境にあります。
玉川上水は、江戸時代に、江戸に住む武士たちの飲み水を確保するために作られた水道です。
羽村で取り入れた多摩川の水は、現在の新宿駅付近までおよそ43キロメートルを流れました。
この水道を工事期間1年で完成させたというから驚きです。2003年には国の文化財に指定されています。
コース内の見どころ③ 西園トラック
万助橋を渡ると、左手に見えてくるのが井の頭公園・西園です。
中に入ると、陸上競技場、テニスコートなどのスポーツ施設、そして三鷹の森ジブリ美術館があります。
陸上競技場のトラックは400メートル。内側が芝生になっており、ストレッチをする人、ピクニックをする人、思い思いの過ごし方ができる場所です。
西園トラックを一周し、ムレスナティー東京に戻ればゴールです。
番外編 ランナー向けのロッカー・更衣室はある?
例えば、ウォーキング・ランニングの前後で着替えたい、という方もいると思います。
井の頭公園付近には、ランニングステーションや荷物を預けられる場所はありません。
そんな時は、「ラフィネ吉祥寺アトレ店」が便利です。
ランナー向けに、ロッカーと更衣室を無料で貸し出してくれています。
ラフィネといえば、リフレクソロジーなどリラクゼーションサービスを提供しています。ウォーキング・ランニングの後のボディケアで利用するのもおすすめです。
まとめ
井の頭公園近辺でできるウォーキング・ランニングコースをご紹介しました。
街と自然とが隣り合わせに共存している吉祥寺ならではのコースです。
運動習慣がない場合は、ウォーキングコースからチャレンジするのがおすすめです。
運動不足解消に役立ててください。