File.05 ここでしか買えない逸品
いよいよホリデーシーズンの到来。
心も浮き足立つこのシーズンにぴったりなトートバッグたちが次々に入荷しています。
今回ご紹介するのは、オーナーの青木さんのコレクションの中から、長期保存しておいた〈ハリスツイード〉や70年代のイタリア製生地、同じく70年代のイタリア製ウールフェルトを使用した「THE BEAR EMB」シリーズです。
バッグについているクマのワンポイントは、京都の糸メーカーの糸をクマの形に縫い付けています。
スラブループの凹凸が面白く糸のドロップ(凹凸の部分)によってはモコモコした形に仕上がり、スリムに見えたりするので、同じ形は一つとしてありません。
冬用の生地は重たいかな?と思われますが、なんと400g 。
軽いけど、型崩れしづらくしっかりと自立します。
そして、今回のシリーズには特別にマグネットではなく「玉紐(たまひも)」を採用。きっかけは、青木さんに届いた郵便物が玉紐付きだったことから、閃いたのだとか。
年々高騰していくウール生地を使用したバッグは、ちょっぴり贅沢で自分ご褒美にもピッタリ。
ユニークな青木さんのアイディアと職人の技術が詰まったバッグを持って歩けば、幸せなホリデーシーズンを送れること間違いなし。
~オーナー 青木さんのひとこと~
「中敷や裏地にもクマの生地を使っているんだけど、お客さんに『バッグを開けるとたくさんクマがいますから気をつけてください』といいたかっただけだったので、特にこだわってないんです」と青木さん。
~今号のトピック~
〈ノスタルジックガレージ〉吉祥寺店は2 周年を迎えました。
現在、お買い上げくださった方に「キングのお気に入りクッキー」をプレゼント(数量限定)。
ちなみに「キング」とは青木さんのこと(笑)
File.04 ここでしか買えない逸品
冬の訪れを感じる気温になり、暖かいコートや手袋、マフラーなどのアイテム選びとともに、新しいバッグを選ぶシーズンがやってきました。
〈ノスタルジックガレージ〉のバッグたちも、秋から冬素材のバッグに変わり、店内には個性的でユニークな柄の新作バッグがずらりと並んでいます。
今回ご紹介するのは、60〜70年代のイギリスやイタリア産ウール、ウールデニムなどに同店オリジナルの刺繍が施されたトートバッグです。
このシリーズは、本来コートやジャケットに使われる高級服地を贅沢に使用。
見た目はもちろん、なめらかな手触りが心地よく、持つたびに品質の良さを感じられるバッグに仕立てられています。
今回も、オーナーの青木さんのコレクションの中から選び抜いた貴重な生地を使用しています。
中でも「HISTORICAL BRITISHTWEED」は、まだ日本で販売されていない頃から生地を輸入、保存していた〈ハリスツイード〉の生地をバッグに仕立てました。
さらにタグが〈ノスタルジックガレージ〉と〈ハリスツイード〉のWネームになっているところも注目ポイント。お店でぜひ手に取ってみてください。
オシャレがしづらい冬でも、〈ノスタルジックガレージ〉のバッグは、持つ人の個性や魅力を表現してくれます。
心躍るフェスティブシーズンに、特別感溢れるバッグを持って出かけてみてはいかが?
~オーナー 青木さんのひとこと~
女性のシルエットを刺繍したバッグは、よく見るとノスタルジックガレージのバッグを持っています。
イタリア産のウール生地にはカシミアが20% 入っているなど、手触りがとても良いのが特徴。
~今号のトピック~
アメリカのヴィンテージ生地のクッションも隠れた人気商品。
レトロでポップなプリントがとってもキュート。
綿を詰めればクッションや枕になります(作り方付き)。
『パンLoverに最適なバッグと出会う』
「月刊ノスタルジックガレージ」第12 回目となる今回は、『PANIMATIC BAKERY FRANCE &フランスパンバッグ』を紹介します。
フランス・リオンにあるベーカリーマシンメーカー〈PANIMATIC 社〉向けにイタリアの産業資材メーカーで織られた約50年前の生地を使用。
今まで紹介してきたヴィンテージ生地とは違ったユニークなバッグです。
“ ベーカリーシート”とは、ベンチタイムや成形時のマットとして、パンを焼く前の乾燥を防ぐのに使われます。
オーナーの青木さんはデッドストックの生地をあるだけ購入し、日本で織りムラやキズなどがないか検反。
「赤耳」(生地の端がほつれないように施された部分)が入るように裁断しました。
ファッションやインテリア用ではなく、裏方で使用されるはずだった生地ですが、青木さんの遊び心によって、ノスタルジックガレージのオリジナルバッグとして生まれ
変わりました。
ベーカリーの多い吉祥寺の街ともマッチし、“ パンLover” は手に取った瞬間『運命の出会い』を感じてしまうはず。
~オーナー 青木さんの今月のひとこと~
1970年代に織られた生地は、ごく一部のパン好きにしか知られていないマニアックなメーカーのロゴがポイント。
3つのタイプから選べ、小さい方のタイプでもA4 サイズの書類なども持ち運べます。
カジュアルなタウンスタイルのファッションと合わせやすく、男女どちらが持っても◎。
月刊ノスタルジックガレージVol.11
~運命の出会いあります~
『コレクターが集めたマニアックな生地と出会う』
「月刊ノスタルジックガレージ」第11回目となる今回は、さまざまなヴィンテージ生地を使用した「ILVINTAGE É MODERO」シリーズの“Sサイズトートバッグ” を紹介します。
今回のトートバッグの生地は、1960年代に産業資材メーカーが車のシート用に作ったサンプル生地を使用しています。
車好きの青木さんが〈ノスタルジックガレージ〉の社用車(ルノーキャトルフルゴネット)のシートを張り替えるために仕入れたマニアックな生地の1つです。
青木さんが趣味で収集した生地はどれも希少なため、商品にせず大切に保存しているのですが、コロナの影響で直接現地での買い付けができない今、特別にバッグに仕立てることになりました。
その他にも、コロナ禍だからこそ、世に出てきたヴィンテージ生地のバッグたちが、続々と登場!
まずは、〈ノスタルジックガレージ〉のInstagram で新商品の情報をチェック!
きっと、 春にピッタリな“ 運命の出会い” が待っています。
〈ノスタルジックガレージ〉の社用車「ルノーキャトルフルゴネット」
~オーナー 青木さんの今月のひとこと~
新作のヴィンテージ生地のトートバッグが続々と入荷しました。
バッグのサイズも増え、暖かい季節にピッタリな柄もバリエーション豊富に取り揃えています。
中道通りを散歩がてら、お気軽にお立ち寄りください。
月刊ノスタルジックガレージVol.10
~運命の出会いあります~『男女でシェアできるバッグと出会う』
「月刊ノスタルジックガレージ」第10回目となる今回は、生地のお話しではなく、新しく登場した「MEN‘SMED」について紹介します。
〈ノスタルジックガレージ〉のバッグはA4 サイズにこだわってきましたが、B4 サイズまで入る大きめな「MEN‘S MED」が新登場。
このサイズのバッグを作った理由をオーナーの青木さんに伺ったところ、「自分のパソコン(15 インチ)が入るバックがほしかったから」と答えはいたってシンプル。
とはいえ、バッグに使用されている生地はアメリカ製のヴィンテージ。
インテリアやジャケット、アウトドア用など、日焼けに強く丈夫な生地が使用されています。
バッグは長年アパレルの世界で活躍してきた青木さんが実際に使用し、たくさん入れてもアクティブに動けるよう、フチの部分を2 重に補強。
通勤&休日に男女兼用で使えるデザインの生地を選びました。
家族や大切なパートナーともシェアするのも◎。
「MEN’S MED」も希少な生地を使用しているため、入荷後即売切れてしまうことも。
新商品の情報、は〈ノスタルジックガレージ〉のInstagram をチェック!
お取り寄せなども受け付けています。
今年もノスタルジックガレージで“ 運命の出会い” をしてみませんか?
月刊ノスタルジックガレージ〜よりぬき編〜
毎回個性豊かなヴィンテージ生地を使ったトートバッグとそれにまつわるストーリーを紹介、現在Vol.9 まで続いている「月刊ノスタルジックガレージ」。
今回は過去に紹介したバッグを改めてピックアップ。
次回Vol.10 もお楽しみに!
※全て限定生産のため、記載されている商品は店頭にない場合がございます。
月刊ノスタルジックガレージVol.9
~運命の出会いあります~
『世界的に希少なイギリス製生地のバッグと出会う』
「月刊ノスタルジックガレージ」第九回目は、「HISTORlCALBRITISH TWEED」シリーズで使用されている、生地を紹介します。
水玉が愛らしいウールの生地は、ソファなどのインテリアに使用されていた〈MOON〉の生地です。
MOON 社は、第6代女王 ビクトリア女王が英国の王位に継承された 1837年にABRAHAM MOON(アブラハム・ムーン)氏によって設立。
地元であるヨークシャーの手織り業者に糸を供給し、織物の製造を開始しました。
創業から180年もの間、ウール製品を作り続け、染色、紡績、仕上げまでの工程が一つの敷地内で一貫して行われています。
染色のレシピは保管され、代々受け継がれる伝統的なものになっており、この一貫して行う生地作りの工程は、英国国内では唯一、世界的に見てもわずかだそう。
生地の染色の方法も独特で、500 以上の濃淡や色合いを表現し、ツイードならではの風合いが生み出されています。
同社は1996年にバッキンガム宮殿で表彰され、歴史ある城や由緒ある名門だけでなく、5つ星ホテルなどでも愛用され、かのオバマ大統領もホワイトハウスの椅子の生地として選んだといわれています。
「HISTORlCAL BRITISH TWEED」シリーズは、メリノ種の羊からとれる羊毛を使った肌触りの良いメリノウールの生地を使用。
繊維が細くて手触りがよく、保温性と柔軟性に優れています。
この冬もノスタルジックガレージで “ 運命の出会い”をしてみませんか?
~オーナー青木さんの今月のひとこと~
高いクオリティーが世界的に認められ、現在では各国のテーラーを始め、世界を席巻する、そうそうたるブランド(バーバリー、ポールスミス、ラルフローレンなど)に服地を供給しています。
そして、高い生産品質で後にインテリアラインを発表。
摩擦に強いインテリア用生地に着目して、ノスタルジックガレージのバックに採用しました。
当店ならではの遊び心も詰まったバッグや帽子をぜひ手に取ってみてください。
月刊ノスタルジックガレージVol.8
~運命の出会いあります~
『ノスタルジックガレージオリジナルのバッグと出会う』
「月刊ノスタルジックガレージ」第八回目は、ヴィンテージウールメルトン生地に、刺繍が施されたノスタルジックガレージオリジナルの新作バッグを紹介します。
“ ウールメルトン ” とは、厚いフェルトのような生地のことで、ウール生地を洗って縮める縮絨(しゅくじゅう)加工したものをそう呼びます。
フラノよりも厚手で、ピーコートやダッフルコートに使用されることが多く、冬服にもマッチする素材です。
今回の新作で使用されているウールメルトンは、1980年代にイタリアで織られたコート用生地のデッドストック。
生地メーカーは毛織物専業で自社ブランドも世界展開している某超有名高級ブランドのもの。
そんな希少な生地に、刺繍を入れて当店オリジナルのトートバッグを仕立てています。
刺繍は1975 年創業の大阪繊維問屋街にある老舗刺繍加工専業メーカーに依頼したオリジナル総刺繍。
複数の女性シルエットの中にノスタルジックガレージのトートバッグを持った女性が一人いるのがポイント。
さまざまなシルエットが並ぶ中で、バッグを持っている女性はやはり目を引きます。
高級感はもちろん、同店の個性と魅力を湛えたバッグは、今年の冬注目のアイテムです。
ウールメルトン オリジナル新作バッグ
~オーナー青木さんの今月のひとこと~
今回ご紹介した「ヴィンテージウールメルトン ウィメンズ刺繍トートバッグ」は、イタリアのフィレンツエで仕入れた生地です。
もともと帽子用で仕入れたのですが、柄がなくシンプルな生地なので、素材の良さを生かしたデザインを考え、オートクチュール老舗刺繍加工専業メーカーで総刺繍を施しました。
厚手でしっかりした高級なヴィンテージウールメルトン生地に刺繍を入れたバッグは、お値段以上の価値アリ。
違いが分かる方にこそ持ち歩いてほしいバッグです。
月刊ノスタルジックガレージVol.7
~運命の出会いあります~
『イギリスのひと味違った伝統と出会う』
「月刊ノスタルジックガレージ」第七回目は、〈Mallalieusマラリウス〉の生地を使用したバッグを紹介します。
1863 年、イギリスのデルフィーに創立した〈マラリウス〉は、紡毛の生産を始めて約 150年の歴史を持つ老舗メーカー。
原毛の染め上げやカーディングなども一環して工場で行われており、高品質な生地の生産をスタンダードに保ち続けています。
ツイードメーカーとして、世界的にも有名な同社では、梳毛(Worsted)の上質なスーツ地の生産も行っており、イギリス国内の有名老舗ブランドもジャケットやコートなどの生地をオーダーメイドするほど信頼されています。
そんなハイクオリティーな生地を使って作られたノスタルジックガレージのトートバッグは、スーツ用ウーステッド(梳毛)生地を使用。
独自の製法で「軽量・自立」が実現しました。
柔らかな手触りや仕立ての美しさはもちろん、イギリスの老舗〈マラリウス〉が紡いだ歴史を持ち歩く楽しみも味わえます。
店内にはバッグの他に、同メーカーの生地を使用したストールや帽子などのアイテムも揃っています。
秋が深まるこの時期に、イギリスのひと味違った伝統と出会ってみませんか?
~オーナー青木さんの今月のひとこと~
今回ご紹介した〈マラリウス〉は、ネイビーのタータンチェックが定番ですが、ブルーのチェックも人気。
10 月からは、“ マラリウス ヘリンボーン ” などのツイード生地を使ったバッグや帽子が並びますので、吉祥寺にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
月刊ノスタルジックガレージVol.6
~運命の出会いあります~
『秋らしい「モダン」と出会う』
「月刊ノスタルジックガレージ」第六回目は、イタリア・ヴェネツィアの老舗インテリアメーカー「ルベリ」生地を使用した「IL VINTAGE É MODERO」を紹介します。
“IL VINTAGE É MODERO”は、日本語にすると「現代のヴィンテージ」という意味。
イタリア製で 30 年以上前の生地にしかつけられない称号で、現代の技術とデザインで生産されているものに、このラベルが付けられています。
高級インテリア生地メーカー「ルベリ」は、ミラノのスカラ座のどん帳にも使用されている他、ヨーロッパの高級ブティックなどの内装にも使用されています。
前回紹介した「SEA SHOLDER BAG」に引き続き、オーナーの青木さんが現地のコレクターから 1960 年代にカーテン用に生産された生地を購入。
10 年間大切に保管しておいた“お宝”的な生地なのだそう。
シンプルなデザインですが、ジャガード織が美しいヴィンテージ生地は秋の装いとも相性ピッタリ。
夏から秋に向けて変わっていくファッションも、バッグをポイントにすれば、上質でモダンな大人コーデになること間違いナシ。
オーナー青木さんの
今月のひとこと
ヨーロッパからオンラインで生地の仕入れもできるのですが、やはり質感や色まではなかなか伝わってこず……。
今回紹介した「ルベリ」は、私が現地で直接買い付けた自慢のヴィンテージ生地です。
他にも希少な生地を使ったバッグが次々に登場していますので吉祥寺にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
月刊ノスタルジックガレージVol.5
~運命の出会いあります~
『希少な「コレクション」と出会う』
海にも街にも映えるバッグは使い勝手の良い大きさ!
「月刊ノスタルジックガレージ」第 5 回目は、イタリア製のデッドストック生地を使用した「SEA SHOLDER BAG」を紹介します。
大きな「SEA」のロゴがポイントのバッグは、1960 年代にイタリア・トリノのハンドプリント工場で作られた生地を使っています。
アメリカに向けたデザインのサンプルとしてプリントされましたが、商品化することなく倉庫の中で長期に渡って保存されていました。
そんな希少な生地をロゴの大きさに合わせて一点ずつ手裁断。
劣化防止の為、ゴム・プラスチックなどの素材を開発・製造で知られる〈アキレス〉で PVC 加工を施しています。
水を弾くので、海やプールなど夏のレジャーにもピッタリ。
実はこの生地、オーナーの青木さんが集めたコレクションの中でも最も希少な生地の 1 つで、商品にする予定はなかったそう。
コロナ禍で生地の仕入れに行けない今、大切なコレクションの中から選んだ生地を少しずつバッグにしているのだとか。
こんな時だからこそ出会える希少性の高いバッグに注目です。
オーナー 青木さんの今月のひとこと
同じ生地はもう 2 度と出回ることはなく、似たようなプリントが作られたとしても、シルクスクリーンでハンドプリントされた風合いまではマネできません。
また、裏地もリバーシブルで使えてしまいそうなくらい美しい仕上がりになっていますので、ぜひ手に取ってみてください。
「吉祥寺」に出店したきっかけは“運命の出会い”
〈ノスタルジックガレージ 吉祥寺〉は、世田谷区に本社兼ショールームを構える“ヴィンテージ生地”のトートバッグを販売するお店です。
昨年の秋まで〈東急百貨店 吉祥寺店〉の3階にある「武蔵野マルシェ」で出店し、次の出店先を考えていたオーナーの青木文英さんは、吉祥寺の街で路面店を出店することを決めました。
青木さんは、かつて住んでいた場所から近い、中道通りで物件探しを開始。
ある日、訪れた不動産屋で、以前から「ラウンド型のショーウィンドが素敵だな」と思っていた店舗が空くことを知り、“運命の出会い”を感じたそう。
そして、同所での出店を即決した青木さんは「吉祥寺ではゼロからのスタートではなく、東急百貨店での出店経験があったので不安はなかった」と振り返りました。
「帽子」を準主役に?
バッグ作りはそこから始まった。
青木さんの前職はアパレルで、長きにわたりファッション業界で活躍。
その後、イタリアの生地を取り扱う代理店に勤め、自らヨーロッパ で買い付けす るなど、ヴィンテージの生地の収集を始めました。
転職後も帽子のビジネスを学びながら働き、起業したのは15年前のこと。
当初は「帽子屋」としてスタートし、誰が見ても恥ずか しくない上質な帽子を作ることにこだわりました。
ある時、青木さんは、「いつも脇役に なってしまう『帽子』を、どうやったら準主役にすることができるだろう?」と考え、帽子と同じ生地で作ったバッグを一緒に販売することを思いつきました。
トートバッグの誕生も運命の出会い があってこそ。
青木さんは、「ヴィンテージの生地の良さを生 かすには、余計なデザインを入れずによりシンプルにするのが一番」と閃き、現在のトート型を考案。
大手企業にはできない高クオリティーな商品作りを目指しました。
しかし、「生地自体 がバッグ仕様ではないから難しい」と、ほとんどの工場に断られてしまったのです。
そんな時、 たまたま見本市で出会った香川県の工場が、青 木さんのこだわりを聞き、「ウチならできる。面白い!」と、バッグ作りを引き受けてくれまし た。こうして〈ノスタルジックガレージ〉のオ リジナルトートバッグは誕生。
2020年11月12日にオープンした、〈ノスタルジックガレージ吉祥寺〉を基盤に、全国でポップアップショップを展開していきます。詳しくはインスタグラムを!
ちょっと変わった買い物のしかた
「バッグ屋に量りがあるのはめずらしいでしょ?」と笑う青木さん。
同店のバッグは重さを260g以下に抑えたものが多く、軽量でありながら自立する製法で実用新案を取得しています。
日常使いに適した生地にPVC(ポリ塩化ビニールコーティング)加工を施し、物を入れても軽いところが特徴です。
バッグの重さを量り比べながら選ぶのも変わっていて面白い。
これを知るとヴィンテージは楽しい
「バッグなどにすることで柄の出方も変わるので、同じ柄でも違った仕上がりになるところが面白い。
実際に手に取ってじっくり眺めて楽しんでほしい」と話すのは販売担当のマネジャー 輿田久美子さん。
月刊ノスタルジックガレージ Vol.4
~運命の出会いあります~『今しか出会えない「とっておき」』
ヴィンテージ生地でつくる1点物のバッグ「運命の出会い。」あります。
オーナー自ら海外で買い付けたヴィンテージ生地のトートバッグがズラリと並ぶ「ノスタルジックガレージ」。
「月刊ノスタルジックガレージ」第四回目は、「ART de LYS(アート・デ・リース)」シリーズで使われている生地を紹介します。
アート・デ・リース社 は、フランス北部、ベルギー国境の町、リールで 1890 年に誕生した伝統ある会社です。
ゴブラン織りの生地メーカーとして知られ、フランス政府により、無形文化財企業(EPV)を取得しています。
この認定は、古くからフランスに根づいた伝統技術を保有する手工業の企業に発行されるものです。
昨年、コロナ禍で日本に帰国中のアート・デ・リース社のスタッフが、同社の生地を使ってトートバッグを作ってほしいと青木さんに声をかけたことがきっかけで、ノスタルジックガレージオリジナルの生地を別注で製織。
世界で唯一、アート・デ・リース社からダブルネームを許可されたブランド『ART de LYS Nostalgic Garage ®』が誕生しました。
今しか出会えない、とっておきのトートバッグと “ 運命の出会い ” してみませんか?
オーナー 青木さんの今月のひとこと
「オリジナル生地を製織することにこだわった『ART de LYS Nostalgic Garage ®』はもちろん、どのバッグにもシリアルナンバーがついています。
個性的で人と違ったトートバッグをお探しの方はぜひ一度立ち寄ってみてください」
店名 | ノスタルジックガレージ |
住所 | 武蔵野市吉祥寺本町2-20-7 |
営業時間 | 11:00〜18:00 不定休 |
電話番号 | 0422-27-2888 |
~運命の出会いあります~
ヴィン テ ー ジ 生 地 で つくる 1点物のバッグ
今回は「IL VINTAGE È MODERNO」シリーズで使用さ れている生地を紹介。
同バッグには、9世紀頃にダマスカ スで生まれたビサンティン様式のダマスク織が使われています。
13世紀初頭からインテリア界で人気を博した伝統的な織物ですが、当時は絹織物で単色だったそう。
その後、 1950 年代にレーヨンやナイロンなどの耐久性のある合成 繊維がブレンドされ、色鮮やかな生地が登場しました。
ダマスク織は希少なヴィンテージ生地。
もちろん、簡単に仕入れられたわけではありません。
オーナーの青木さんはイタリアへ行き、1960年代~1970年代のデッドストック生地を収集するコレクターの元に通っては追い返され、それでも諦めずに足しげく通っているうちに熱意が伝わり、コレクターの協力を得て製品化できました。
現在、コロナ禍で現地へ買い付けに行くことができず、 オンラインで仕入れているという青木さん。
色や柄はもち ろん、質感など生地選びに苦労することもあるそう。
数多くのコレクションの中から、青木さんの直感とセンスによって選び抜かれた生地たちは、次々にトートバッグとなって店内に並び、そのほとんどが 1点もの。
その時にしか出会えない魅力的な商品ばかり。きっと、「運命の出会い」があるはず。
9世紀頃にダマスカスで生まれたビザンティン様式のダマスク織。
デッドストック生地を収集するイタリア各地の生地 コレクターの協力を得て今回製品化が実現しました。
『歴史を持ち歩く』
「月刊ノスタルジックガレージ」第三回目は、「Busatti per Nostalgic Garage®」で使われている生地を紹介します。
イタリアの生地ブランド「Busatti」は、もともと、ナポレオン軍の防寒具として、毛織物のブランケットや軍服を作っていました。
その後、ウールに代わり、綿や麻を中心としたインテリア用の生地の織物メーカーとして知られるようになります。
現在はテーブルやベッドのリネンなど、日常の生活をおしゃれに彩るアイテムとして、アメリカやヨーロッパのセレブに愛用されています。
そんな高級生地ブランドとノスタルジックガレージがコラボし「Busatti per Nostalgic Garage®」が誕生。
シリーズには、1842 年創業イタリアトスカーナ州アンギャーリで 150 年以上前の織機で織られた『トスカーナ織』という生地を贅沢に使用し、軽量と自立製法にこだわったバッグを販売しています。
「Busatti」と「Nostalgic Garage®」のダブルネームが許されているのは、世界でこのシリーズのみ。
裏地にもこだわっているので、ぜひ店頭でチェックしてみてほしい。
「単にバッグを持ち歩くだけじゃなく、“歴史を持ち歩く”っておもしろいでしょ?」と、オーナーの青木さん。
ノスタルジックガレージの棚に並ぶバッグたち1つ1つに物語があります
住所 | 吉祥寺本町2-20-7 |
電話 | 0422-27-2888 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
定休日 | 不定休 |