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井之頭公園をぶらぶら散歩
きょうは天気がいいので、吉祥寺の井の頭公園を目的地にしてぶらぶら散歩しようと思いました。
毎朝の日課で井の頭公園をウォーキングしていますが、早朝以外はなかなか散歩する機会もありません。
今回は吉祥寺駅南口の「公園口」から井の頭公園までの道をご紹介します。
吉祥寺駅から井の頭公園へ向かう一番のメインストリートなので知っておいて損はありませんよ。
「公園口」と呼ばれる吉祥寺駅南口
吉祥寺駅南口は「公園口」とも呼ばれており、まさに井の頭公園に行く人であふれています。
とくに休日、そして天気の良い日はリュックを背負って、肩からカメラをぶら下げている人が多いのです。
かく言う私も、リュックとカメラを持っていました。
いつもはショルダーバックを愛用していますが、井の頭公園をぶらりと散歩するとなると、やっぱりリュックです。
井の頭公園は一周約3km、徒歩で歩き回るとなると1時間くらいはかかるのでリュックがおすすめです。
駅の階段を降りると、いつものように「おむすび権米衛」でおにぎりを2個買います。
公園の池を眺めながら食べるおにぎりの美味しいこと美味しいこと。吉祥寺の井の頭公園へ散歩に来たという喜びに満ちてきます。
公園の池の周りを中心に、ベンチはたくさんあるのでピクニックにはおすすめ。春には花見などもできます。
「月賦」を始めたOIOIの丸井
吉祥寺駅を背にして細い道を抜けると、百貨店の丸井が見えてきました。
丸井はJR中野駅の南口にあるお店が本店です。
実は、月賦(今で言うクレジットカード)の分割払いは丸井が始めたものです。
ちょっと高くてオシャレな洋服はみんなクレジットで買いました。
当時はいまのようなリボ払いがなかったので、5回か10回に分けて後払いしていたのです。
そんな懐かしい記憶が蘇る丸井の右横にある通りが井の頭公園に行く道です。
この通りは「七井橋通り」というのだそうです。井の頭公園の池にかかる七井橋が名前の由来でしょう。
七井橋通りは、男性はひとり歩き、女性は友だちと2人または3人組をよく見かけます。
飲み食いできる吉祥寺の七井橋通り
吉祥寺の七井橋通りにはいろいろな店が立ち並んでいます。
喫茶店や呑み屋、レストランがあるので、飲み食いには困りません。
最初に目につくのが「椿屋珈琲花仙堂」です。右側の地下に降りていく店で、午前11時半からランチセットを食べることができます。
この日は晴れていたので、駅前でおにぎりを買って、井の頭公園の池周辺で食べようと思いました。曇りの日や、友達と来た時は、椿屋珈琲花仙堂でランチを食べるのもいいでしょう。
「ドトール」(喫茶店)を過ぎると、「エイシーズ・ギャラリー」という画廊があります。
余談ですが、日本画家・平山郁夫の絵が52万5,000円で売っていて、びっくりしました。フランスの画家・カシニュールの絵は40万円。私にはとうてい買えませんが、お店の中を覗いてみるのはいいと思います。
少し先の左側には「武蔵野珈琲店」が2階にあります。コーヒーとケーキのお店で、窓際の席から外を歩く人が見えます。ここはおすすめ。私はよく行きます。
井の頭公園に降りる階段の手前、右側に吉祥寺で有名な「いせや総本店公園店」があります。
映画「花火」のロケ地としても知られるこのあたりは非常にいい景色です。
いせやの向かいに和食のレストラン「金の猿」がありました。
金の猿は2020年12月22日を最後に閉店したそうです。
金の猿の美味しい料理が食べられなくなり、とても残念に思いながら歩を進めると井の頭池が見えてきました。
右側を眺めると、高層のマンションが建っています。
都会を遠くに感じるほどの大自然に囲まれる気分は最高ですよ。ぜひおすすめしたいです。
井の頭池にはスワンボートや足漕ぎボートなどがたくさんあります。
100隻近くあるのではないでしょうか?ここでボートに乗ると、カップルは別れるという都市伝説もあるくらい、デートスポットとしては定番のようです。スワンボートは30分間700円、以降30分毎に700円がかかるそう。大人2名、子ども2名まで乗れるので家族連れにもおすすめです。
井の頭池の水はきれいでした。「かいぼり」をしたからです。
かいぼりとは、池や沼の水を汲み出して、泥をさらい、天日に干すことです。魚や鳥たちは保護しておいて、後で戻します。2014年から実施されています。
こちらの記事でかいぼりについては説明しています。
きれいな池の水を眺めながら七井橋を渡ると、右側に井の頭自然文化園があります。
入園料は一般400円、小学生以下の子どもと都内在住・在学の中学生は無料です。
動物園(本園)と水生物園(分園)があり、動物園には戦後来日したアジアゾウの「はな子」がいました。はな子は2018年に69歳で亡くなり、現在その像が吉祥寺駅北口に建っています。帰りに観てください。
突き当たって右に曲がると、「ちいさい秋みつけた」の詩が描いてある碑石がありました。この曲はサトウハチローが作詩し、中田喜直が作曲したものです。
「だれかさんが だれかさんが だれかさんが みつけた」で始まる歌を小さい頃、母と歌った記憶が懐かしく思い出されます。
その先に井の頭弁財天があります。
弁財天は水の神様で、奥の方に銭洗い弁天があり、ここでお金を洗うと財産が増えるそうです。なんと女の人が1万円札を洗っていました。
同じ公園内にこんなにもいろんな風景があるのは都内でも非常に珍しいでしょう。
吉祥寺に長年住んでいても飽きることのない街並みや風景。
ぜひあなたも一度訪れてみてください。
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