「サブカルチャーの聖地」として名高い「吉祥寺」の街では、バーでの会話の中にも「音楽」と並んで「映画」の話題がよく出るようです。
永遠の人気を誇る今東西の名作から話題の新作まで、「吉祥寺」で「映画」を見たい方のために、今回は「吉祥寺の映画館」を3つご紹介します。
吉祥寺オデヲン
引用:MUSIC-MDATA
「吉祥寺駅」東口から徒歩1分の「吉祥寺オデヲン」は、「全3スクリーン」「全席数721席」を備えていて、落ち着いた空間とゆったりとしたシートで映画が楽しめます。
「吉祥寺オデヲン」は、1954年(昭和29年)に開館されましたが、1978年(昭和53年)には、同館を建て壊して改築し、同館の跡地に「吉祥寺東亜会館」を新築・開業しました。
同会館内に、「吉祥寺松竹オデヲン(地下1階)」「吉祥寺スカラ座(3階)」「吉祥寺セントラル(5階)」「吉祥寺アカデミー(2階)」の4館を新たに開館し、1階には「吉祥寺ゲームセンター」を開業しました。
2012年(平成24年)に同会館内の全4つの映画館を「吉祥寺オデヲン」と改称したのですが、その後地下1階にあった映画館を廃止し、現在の「全3スクリーン」となっています。
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16 吉祥寺東亜会館 |
交通アクセス | 「吉祥寺」駅から徒歩1分 (アトレ東館となり) |
駐車場 | 無し |
電話番号 | 0422-48-6521 |
スクリーン数 | 3 |
客席数 | 719 |
客席詳細 | スクリーン1(246席) スクリーン2(249席) スクリーン3(224席) |
音響 | デジタル5.1ch |
UPLINK(アップリンク)吉祥寺
「吉祥寺」駅より徒歩2分、「吉祥寺PARCO」のB2Fにあるミニシアターコンプレックス「アップリンク吉祥寺」は、映画を観る体験を特別なものにする映画館です。
国内屈指の音響メーカー「田口音響研究所」が、「アップリンク吉祥寺」のために開発した究極の平面スピーカーを全スクリーンに導入。イタリアのパワーソフト社製パワーアンプとの組み合わせで、曇りのない「DCPハイレゾ音源」の可能性を最大限に引き出します。
「ポップ」「レインボー」「レッド」「ウッド」「ストライプ」という、異なるデザインコンセプトの5スクリーンは、それぞれが個性的な壁紙、椅子、照明デザインになっています。バラエティに富んだ劇場で、映画ファン向け作品からファミリー向け作品まで多種多様な映画を上映します。
フードメニューにも趣向を凝らし、スパイスの風味が効いたクラフトコーラや、ナチュラルワイン、武蔵野生まれのクラフトビール、添加物の少ないソーセージを使ったホットドッグ、ヘルシーなナッツ&ドライフルーツなど、こだわりのドリンク&フード・セレクションをご用意しています。
スクリーン1「POP」
引用:UPLINK吉祥寺
オレンジ、ブラック、ブルーの椅子をランダムに配置。壁紙はイーリー・キシモト。
座席数:63席(車椅子用:1席)
スクリーン2「RAINBOW」
引用:UPLINK吉祥寺
7列の座席の椅子をレインボーカラーで配置し、ブルーの壁は青空をイメージ。
座席数:52席(車椅子用:1席)
スクリーン3「RED」
引用:UPLINK吉祥寺
座面と背は真っ赤な合皮、肘掛けは黒の椅子を設置。赤い照明でスペイシーに。
座席数:98席(車椅子用:1席)
スクリーン4「WOOD」
引用:UPLINK吉祥寺
背面が木目調の椅子とウッディな壁。ヴィンテージな間接照明で落ち着いた空間に。
座席数:58席(車椅子用:1席)
スクリーン5「STRIPE」
引用:UPLINK吉祥寺
ストライプの椅子と床。ウィリアム・モリスの壁紙『鳥とザクロ』でプライベートな雰囲気に。
座席数:29席(車椅子用:1席)
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https://kichijoji-time.com/uplink-experience/
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺パルコ B2F |
交通アクセス | 「吉祥寺」駅より徒歩2分 |
駐車場 | 「吉祥寺PARCO」提携駐車場利用可能 |
電話番号 | 0422-66-5042 |
スクリーン数 | 5 |
客席数 | 300 |
客席詳細 | スクリーン1(63席) スクリーン2(52席) スクリーン3(98席) スクリーン4(58席) スクリーン5(29席) |
音響 | デジタル5.1ch(DCPハイレゾ音源) |
吉祥寺プラザ
引用:MUSIC-MDATA
「サンロード商店街」を抜けてすぐ左、五日市街道沿いの「吉祥寺プラザ」は、レトロな外観が魅力の昔ながらの映画館です。
1スクリーンのみ、全席自由席(216席)の小さな映画館ですが、劇場内はスタジアム形式になっているため、どこに座ってもスクリーンが見やすい位置に来ます。
1978年(昭和53年)の開館時は、「吉祥寺東映」という東映系の劇場だったそうです。
新東宝直営映画館を立て直してきた平野一郎が劇場支配人に就任すると、「これからはアニメの時代だ」と考えて、地の利の悪い吉祥寺の劇場にお客を集めるために、中央線沿線、東は荻窪から西は国分寺あたりまで、幼稚園・保育園や役所・企業の福利厚生担当を周って割引券を配りました。
ある時、東宝の昔からの知り合いとたまたま出会った際に、「吉祥寺で『もののけ姫』を4週間以上上映できる所がなくて困っている」と聞き、以前から宮崎アニメを上映したいと思っていた平野さんは即内諾。
その後、東映をはじめとしたあらゆる所に根回し、挨拶をして、1996年(平成8年)館名を「吉祥寺プラザ」に変えて「もののけ姫」の上映にこぎつけました。
前日まで東映の「失楽園」で満員御礼だったため、この決断は業界を驚かせましたが、「もののけ姫」は12月12日までの「21週」のロングラン興行となり、1億5千万円の興行収入をあげたことが映画興行界の伝説となっているそうです。
また「吉祥寺プラザ」の最上階(屋上)には、同劇場が運営するレトロなバッティングセンターがあり、こちらも秘かな人気を呼んでいるそうです。
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-19 東興ビル |
交通アクセス | 「吉祥寺」駅から徒歩7分 |
駐車場 | 無し |
電話番号 | 0422-22-5336 |
スクリーン数 | 1 |
客席数 | 216 |
音響 | SRD/デジタル5.1ch |
まとめ
「吉祥寺の映画館」情報は、いかがでしたでしょうか?
ショッピングビルの中のデザインや音響に凝ったシネコンから、レトロな味わいの老舗映画館まで、バリエーション豊かな鑑賞環境から選べるので、どこに行こうか迷ってしまいそうですね。
上映している作品から選ぶもよし、あるいは観たい作品に合った雰囲気の映画館をチョイスするという、ぜいたくな選び方もありかもしれません。
「自分好みの作品」との出会いを果たせるよう、各劇場の上映情報をチェックしてみてください。