吉祥寺「カフェルミエール」の「燃えるかき氷」が凄すぎた!

最先端グルメが多数集まる吉祥寺には、インスタ映えする旬のスイーツも日々開発され、若者を中心に話題を集めています。

吉祥寺では近年「かき氷を専門的に、しかも夏だけ提供する」という、これまであまりなかったような、海の家のような「季節営業」のみを行うかき氷屋さんが増えています。

夏のみ営業という物珍しさから人が集中し、予約が取れないことで有名なお店も多い中で、ひときわ予約が取りづらく、食べることが難しいと言われているのが、「カフェルミエール」のかき氷です。

中でも提供時に炎で燃やし、焼き色と香りをつけることから通称で「燃えるかき氷」と呼ばれる「焼き氷」は特に珍しく、常に予約が一杯でなかなか予約が取れなくなっています。

今回は、そんな吉祥寺の大人気かつレアなかき氷を提供する喫茶店「カフェルミエール」の、更に珍しい「焼き氷」メニューを実際に食べてみたレポートをお送りします。

目次

【概要】吉祥寺の「カフェルミエール」は南口から徒歩30秒の好立地

引用:食べログ「カフェ ルミエール」より

吉祥寺駅公園口(南口)から徒歩30秒~1分程度の距離にある、ちょうど公衆トイレのある三角州状の土地の向かい側。

パークロードから吉祥寺大通りに斜めに伸びる、どちらかといえばひっそりとした路地は、駅前が常に賑わうイメージのある吉祥寺南口の中でも静かな穴場といえる場所。

そこに面するのが、今回ご紹介する喫茶店「カフェルミエール(Cafe Lumiere)」です。

コンセプトは「大人の隠れ家」というだけあって、立地もたたずまいも非常にさりげないものとなっており、看板こそ出ているものの、あまりにもさりげないので、初見では通り過ぎてしまう方もいるかもしれません。

看板を発見できたら、その看板のあるビルに入って、エレベーターで4階まで上がれば「カフェルミエール」の入り口へ辿り着けます。

 

  • 店名:カフェルミエール(cafe Lumiere)
  • 住所:〒180-0003東京都武蔵野市吉祥寺南町1-2-2 東山ビル4F
  • 営業時間:11:00 – 20:00(LO.19:30) 不定休

吉祥寺「カフェルミエール」は、夏はドリンクとかき氷のみを提供!

このカフェルミエール、喫茶店としては通年営業しており、アールグレイ等のホットティーや、厳選されたこだわりの豆から挽くホットコーヒー、昭和の喫茶店を彷彿とさせるコーヒーフロートなど喫茶店らしいメニューが安定して人気です。

しかし、今年(2021年)の夏(7・8月)だけは、ドリンクとかき氷のみを提供する「かき氷専門店」に変貌します。

なお、夏の間だけメニューをかき氷に絞るというだけで、夏以外でもかき氷や、名物の焼き氷は食べられます。

夏以外は通常の軽食メニューやランチメニューも提供していて、ランチではベーコン・アボカド・チェダーチーズサンドやダブルサンドウィッチなどが人気です。

 

【予約方法】吉祥寺「カフェルミエール」夏はWeb予約のみ受付!夏以外は予約台帳に記入も可能

「カフェルミエール」のかき氷を早速食べに行きたいというそこのあなた!

実はカフェルミエールのかき氷を食べるにあたっては「予約をしないと(17時以前には)食べられない」という制約があります。

特にかき氷に特化した夏の期間は、インターネットを利用したWeb予約のみの受付となります。

夏以外では、店頭に予約台帳があり、そこに希望の時間枠に名前を記入して戻ってくればいいのですが、夏は特にかき氷の予約で人気となっているため、スマホやPCでアクセスできるWebサイトでの予約のみとなっています。

Web予約は7日後まで可能で、メニュー予約ではなく席のみの予約となるので、商品によっては来店時点で売り切れているものがある可能性があります。

なお、1枠の予約可能人数は2名までで、「3名以上の予約、ないし4杯以上のかき氷を注文する場合」には続けて2枠取る必要があるようです。

Web予約は非常に人気で、すぐに半分以上が埋まってしまいます。

尚、当日予約は朝11時までの受付となるので注意しましょう。

ちなみに、Web予約の受付時間枠は11時から17時までで、17時以降については予約不可となっているため、直接来店のうえ並んで待ち、先着順での店内への案内となります。

筆者がお店を出たのは16時30分頃でしたが、その時点でもう大勢の方が階段に並んでいました。

 

【内観】吉祥寺「カフェルミエール」は内装も可愛くインスタ映えする素敵空間!

筆者が入店したのは予約時間3分前ほどでしたが、あらかじめ予約していたので名前を伝えて確認してもらうとスムーズに案内してもらえました。

店内は入り口を挟んで右奥と左奥に大まかにフロアが広がっていて、左奥が窓際で採光の関係かより明るい空間に見えました。

テーブル席がメインですがカウンター席もあり、席数は40程といったところ。

壁には額縁に入った写真やシカの頭など様々な飾りつけで彩られ、家具もカラフルで店内を見渡すだけでも非常にインスタ映え。

自分は1人でしたが案内されたのが2人席で、周りにカップルや女子会が多い中気まずい思いで席に着くと、メニュー表として1冊のメモ帳のような手作り冊子が置いてあり、早速開いてみることに。

【設備】吉祥寺「カフェルミエール」のメニュー表は絵本を兼ねていてとても可愛い

開いてみると最初の半分はメニュー表ではなく、カフェルミエールの「焼き氷」誕生秘話のような絵本が描かれていました。

色鉛筆で丁寧に塗られた筆致から、あたたかい手作り感が伝わってくるような世界観。

話は緊張と男ひとりという場違い感でよく理解できませんでしたが、動物が主人公の可愛い童話のような絵本で、こうした細やかな演出を通してお客さんをルミエールの世界へ優しくいざなってくれます。

絵本の後半はメニュー表になっていて、代表的なメニューである「焼き氷」が最初に載っていて、迷ってしまうほど種類が多く、どれを見ても「普通じゃない」豪華で煌びやかな内容となっていて、思わず気後れしてしまいそうになるくらい。

しかし、普通の「焼かないかき氷」や「ドリンクメニュー」なども充実していました。

個人的にはシンプルで食べやすそうな「カルピスのかき氷」が気になったのですが、せっかくレポートするのだからと勇気を振り絞り、超絶インスタ映えしそうな「ルージュベリーの焼き氷」と、ブラックコーヒーをチョイス。

ブラックな要素など一つもないキラキラポップな空間で自我を保つには、コーヒーに頼るしかなかったのです。

 

【メレンゲをフランベ!】吉祥寺「カフェルミエール」の焼き氷はもはや惑星のよう

注文してから、かき氷が届くまで10分と少々、思ったよりかは早かった印象でした。

まず、メレンゲで覆われ頂上にミックスベリーが載った「え?これがかき氷?!」と思うような丸々とした巨大な卵のようなものが届けられ、そのあとで店員さんが香りづけと称して火のつけられたラム酒を持ってきて、メレンゲの塊にかけながら、かき氷側に火を移します。

これが「燃えるかき氷=焼き氷」と言われるゆえんとなっている、動画撮影必死のインスタ映え間違いなしのシーンです。

何しろ、かき氷が燃えているのですから…しかも、それで盛大に溶けるということもなく形を保ったまま。

 

火が消えてメレンゲに焼き色が付いたら、これで本当に「ルージュベリーの焼き氷」の完成です。

ある程度食べ進めていくとスイーツの層が重なりあい、とてもおいしく食べられました。

付け合わせの練乳カスタードクリーム苺のシロップ的なもののおかげで味変も自由自在、最後までおいしく食べることができました。

吉祥寺「カフェルミエール」の焼き氷はロマンの詰まった金の卵だった

以上、吉祥寺で夏だけかき氷屋に変貌している人気喫茶店「カフェルミエール」に実際に訪れ、看板メニューの「焼き氷」を食べてみたレポートをお送りしました。

吉祥寺には色々なかき氷専門店が集まっていますが、そうした数あるお店の中でも最も手の込んだインスタ映えなかき氷を提供してくれるのが「カフェルミエール」ではないでしょうか。

一見かき氷とはとても思えないくらいに進化した「焼き氷」は、初めてだと食べ方がわからないかもしれませんが、上の方から慎重にメレンゲを壊しつつ、横面のメレンゲに常に注意をはらいながら力加減を調整していくとうまくバランスよく崩せて、ふわふわの氷をちゃんと味わえるはずです。

昨年は、9月に入ってもWeb予約を受け付けていましたので、夏が終わる前にぜひ一度、カフェルミエールの「焼き氷」を味わってみてはいかがでしょうか。

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