【Vol.13】吉祥寺ならでは。をつくる 店とそのひと。有限会社魚初総本店

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有限会社魚初総本店

うちの家業は魚屋。

南町で約50年間、家族ぐるみで商売を続けています。

父が15歳の時に「魚初」に弟子入り、28歳の時にのれんを譲り受けました。
自分は3人兄弟の真ん中だけど「自分が魚屋を継ぐ」と、いつの頃からか自然とそう思っていたんだよね。

そろばんが好きだったし、商売に興味を持っていたんだろうね。

子どもの頃は正直、魚が好きじゃなかった。

だけど、築地で仕入れの時に食べさせてもらったり、母がやっていた定食屋で総菜作っているうちに、魚っておいしいなと思うようになっていたね。
鮮魚屋は今年で22年。

通ってくれるお客さんや店のスタッフに支えられてやってこれたと思う。

魚屋の仕事を終えてから店に顔を出して、笑って食べて飲んで話す。

その雰囲気やそこで過ごすひとときが好きだね。
商売はもちろん大変なこともあるけど、やっぱり楽しいし好きなこと。

いい品ならお客さんも喜んでくれる。それが嬉しい。

自分にとって魚屋は生きがいだと思う。

有限会社魚初総本店

吉祥寺のいいところは人情味があること。

このまちが好きだし、ここにいるひとたちも好き。

商売を継いでいる小・中学校時代の同級生も多くて、同じ商売人として連携できるのもいい。

周りに仲間がいることも居心地のよさにつながっていると思うね。

 

吉祥寺は自分にとってカッコつけなくていい場所。

地域の活動としては、井の頭商店会の副会長と消防団分団長を務めています。

消防団の活動は大きなおせっかいの塊からできていて、自分の地域を助けに行くために、夜中の火事だってみんなで心をひとつにして自分ができることをやるからね。

新しく入ってきた人たちとどうつながっていくかは課題かな。

自分たちがいろんな人とつながっているのは、先輩たちがそのきっかけを作ってくれたからこそ。自分たちもその役割を徐々に担っていかなくてはと思っています。

代表取締役 鈴木孝幸さん

有限会社魚初総本店

My favorite!
MOVIE >トランスポーター
MUSIC >カルロストシキ&オメガトライブ
BOOK >北斗の拳
PLACE >自分の店
WORD >酒は飲んでも飲まれるな

shop data

鮮魚屋

魚を使わないメニューはひとつも無いそう。秋は脂がのってくる青魚がおすすめ、焼いて香りを出 すとなんとも美味

住所武蔵野市吉祥寺御殿山1-4 -18
電話番号0422-71-2003

里の宿

「定食里の宿」は、鈴木さんのお母さんがはじめた店。旬の魚を煮付けや塩焼にしたボリューム満点の定食を楽しめます

住所武蔵野市吉祥寺南町1-28-5
電話番号0422-42-2335

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