株式会社丸二 代表取締役 渡辺 偕規さん
My favorite!
BOOK> 夏目漱石、尾崎放哉、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
MUSIC> バッハ、マーラー、エレファントカシマシ
MOVIE> シェーン、ラストコンサート、タルコフスキー「ノスタルジア」、男はつらいよ(全50作)
PLACE> 武蔵野八幡宮、自宅の部屋、映画館
WORD> 万事塞翁が馬、感謝(三小の恩師・香川善平先生の言葉)
丸二は今年で68年目を迎える建設会社です。
これからは建築だと考えた祖父が山を購入して材木を東京へ送り込み、当時学生だった父が下宿していた吉祥寺で起業。
最初は土地を買って木造建売からのスタートだったそうです。建築に詳しくなかったからこそ業界の当たり前にとらわれずに新しい工法を研究し続け、積極的に取り入れてきたことが今の丸二につながっています。
私の代になってからは一般のお客様が増えました。証券会社に就職後、結婚を機に2代目として就任。
最初は本当に大変でした。知らないからこそ一般人の感覚でこういうのがあったらいいんじゃないのか、こういう風にしたいということを職人や社員に伝え続け、20年かけてお客様目線・お客様第一の会社になったと思います。
わたしは吉祥寺生まれで三小・三中とこのまちで育ったので、地元を大切にしたいという想いが強いです。
住みたい街ナンバーワン、キレイでオシャレなイメージを持たれがちですが、私にとってはローカルな関係が息づく親しみやすいまちです。
子どもの頃にはたくさんの映画館があり7~8館あったのではないでしょうか。バウスシアターが出来る前のムサシノ映画劇場にはよく行きましたし、パルコ付近にはスカラ座、現山梨中央銀行の場所にはスバル座もありました。映画好きになったのは映画館が多いまちに育ったからだと感じています。吉祥寺のいいところは、下町的な雰囲気も残しながら文化的なにおいがあるところではないでしょうか。
新しいお店ももちろん歓迎、そしていろんな時代をくぐり抜けてきたお店を上手に遺していく工夫も必要なのだと思います。例えばトラディッショナルなものを公的な視点で守っていく、市政のサポートなども工夫の一つとしてあるのかもしれません。新しい輝きと下町が共存することで吉祥寺の魅力がより高まるのではないか思っています。
代替わりした後試行錯誤しながら会社の方針を模索、10年前に経営理念を刷新。社風の柱になっている
建てたら終わりではなくファンになってもらうことを大事に。そのご縁でリフォームも多いのだそう(元社員寮を学生寮へリノベーション)
〈リノベーション前〉
〈リノベーション後〉
住所 | 武蔵野市吉祥寺本町1-35-1 |
電話番号 | 0422-21-3211(代表) |