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井の頭公園の魅力|吉祥寺時間

井の頭公園
吉祥寺解説員
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この記事では、「井の頭公園の魅力」をご紹介します。

「吉祥寺」に来る方の「憩いの場」として愛されている「井の頭公園」は、1917年(大正6年)に日本で最初の「郊外公園」として開園し、2017年に「開園100周年」を迎えました。

今回は、吉祥寺に住んでいる方や勤めている方だけでなく、多くの人に愛されてきた「井の頭公園」の魅力を、じっくりと掘り下げてご紹介していきます。

井の頭公園の魅力

井の頭公園

井の頭公園(正式名称:都立「井の頭恩賜公園」)は、1917年(大正6年)の開園当初は「郊外に位置する公園」とされていましたが、現在では「住宅地に隣接する貴重な緑の空間」として親しまれています。

都市化の中にあっても自然度の高い環境を保ち、自然公園的な側面や風致公園としての役割を持つだけでなく、時代と共に変化する人々のニーズに即した公園として、園内各所で歴史、文化、自然を楽しむことができます。

園内は、「井の頭池周辺」「雑木林のある御殿山」「運動施設のある西園」「第二公園」と4区域に分かれています。

また、井の頭池周辺は低地、御殿山周辺は高台になっていて、変化に富んだ景観が楽しめます。

井の頭公園の歴史

歌川広重「名所雪月花・井の頭の池 弁財天の社雪の景」

歌川広重「名所雪月花・井の頭の池 弁財天の社雪の景」

園内の武蔵野市側の「御殿山遺跡」からは縄文時代の竪穴式住居遺跡や、旧石器時代の石器や、敷石住居が出土することから、「井の頭池」は古くから人間の生活に不可欠な水源となってきたことが窺えます。

「井の頭池」は、江戸の水源として江戸時代から有名な景勝地で、歌川広重の「名所江戸百景」などにも描かれています。

明治時代に入ると「帝室御料林」となりますが、東京市が「井之頭公園設置計画書」を策定し、1913年(大正2年)に東京市に「帝室御料地」が下賜されました。

そして、井之頭公園開設工事が始まり、1917年(大正6年)5月1日、日本で最初の「恩賜公園」、最初の「郊外公園」として開園しました。

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帝室御料林:明治憲法下で皇室財産であった森林

帝室御料地:明治憲法下で皇室財産であった土地

恩賜公園:御料地として所有していた土地が、公に下賜(恩賜)され、整備された公園

井の頭公園の自然

井の頭公園

井の頭恩賜公園には、都会の公園でありながら、植栽された樹木のほかにも季節ごとに様々な草木が自生し、多様な環境を持っているため、多様な生き物が暮らしています。

公園は、そんな生き物たちを身近に観察でき、自然の仕組みが学べる貴重な場所です。

春は井の頭池の周辺に、約200本のソメイヨシノ・ヤマザクラが咲き誇ります。

ボートに乗って、また散策しての花見(総本数約400本)に多くの人々が集まります。

夏には、クヌギ・シラカシなどが生い茂る木陰の散策路が涼しく、御殿山を覆う雑木林の緑の色と、その木立の中の清々しい空気とが楽しめます。

秋になると多種多様な木々の紅葉によって彩られ、散策道をも埋めるほどに落ち葉が折り重なり、イロハモミジ・イチョウ・ケヤキなどが池面に映るすばらしい紅葉を見ることができます。

冬は公園内のクロマツに添えた雪吊りや、雪景色を楽しめます。

井の頭公園の冬はにぎやかで、渡り鳥が多く飛来し、井の頭池にて越冬します。9月半ばから3月にかけて、井の頭池にはオナガガモ、キンクロハジロ、ハシビロガモなど、何種類もの渡りのカモが集まってきます。

井の頭弁財天

井の頭弁財天

井の頭公園の「弁天堂」には、七福神でもおなじみの弁天様がいらっしゃいます。

七福神の絵で見る弁天様は琵琶を持った2本の手の女性ですが、井の頭弁財天のご本尊は8本の手を持った八臂像で、大変優しいお顔をした美しい姿をされていて、秘仏であるため普段は公開されていませんが、12年に一度、巳年(次は2025年)にご開帳されてお参りすることができます。

平安時代の天慶年間(938年~947年)に源経基が創建し、1197年(建久8年)に源頼朝が再建したと伝えられる由緒ある弁天様です。1333年(元弘3年)に新田義貞が鎌倉を攻めた際に焼失しましたが、江戸時代に入り3代将軍徳川家光によって再興されました。1923年(大正12年)の関東大震災で被害を受けましたが、昭和初期に現在の堂舎が再建されています。

弁天様は、とても多くのご利益があることで知られていて、有名なご利益だけでも「金運・財運開運」「技芸上達((芸能・音楽等の芸事のご利益)」「縁結び・恋愛成就(縁切り)」「学業成」「立身出世」「勝運・武運長久」「国家鎮護」等々多くのご利益があるとされ、今日まで多くの方からの信仰を集めています。

井の頭自然文化園

井の頭自然文化園引用:井の頭自然文化園

「井の頭自然文化園」の敷地面積は、井の頭公園のほぼ3分の1にあたり、動物園や資料館、彫刻館のある「動物園(本園)」と、水生物館や水鳥の展示がある「水生物園(分園)」に分かれていて、合わせて170種を超える動物を飼育しています。

「井の頭自然文化園」は、1942年(昭和17年)に「行楽の間に自然科学の知識普及の向上に寄与する」という目的のため開設されました。

2011年(平成23年)には、さまざまな野生の生き物が集まるしかけを施した「いきもの広場」を公開し、より一層、生き物を身近に感じられるような取り組みを実施するなど、環境教育の充実にも力を入れています。

三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市立アニメーション美術館)

三鷹の森ジブリ美術館引用:三鷹市立アニメーション美術館

「井の頭公園」の「西園」内に2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」は、「となりのトトロ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などのアニメーション映画を制作した「スタジオジブリ」の作品世界を体験できる美術館です。

アニメーションの仕組みや制作過程のわかる展示室や、図書閲覧室のほか、オリジナル短編アニメーションの上映なども行っています。

2階にある「ネコバスルーム」には大きな「ネコバス」があり、小学生以下なら乗ることもできます。

ネコバスルームの脇から螺旋階段を上っていくと緑鮮やかな屋上庭園へと出てますが、そこには『天空の城ラピュタ』に登場していた高さ約5メートルの「ロボット兵」が優しい顔で佇んでいます。

「三鷹の森ジブリ美術館」についての詳しい情報は、本サイトの「吉祥寺周辺の美術館」でご覧いただけます。

まとめ

本当にたくさんの魅力にあふれた「井の頭公園」については、調べれば調べるほど、とても一回では紹介しきれないことがよく分かりました。

例えば、「井の頭弁財天」や「井の頭自然文化園」について、あるいは「井の頭公園を彩る四季の花々」についてなど、もっと深掘りして調べてみて、ご紹介していきたいと思います。

住所(公園案内所)
武蔵野市御殿山1-18-31
電話番号(公園案内所)0422-47-6900
開園年月日1917年(大正6年)5月1日
総面積428,389.99㎡
樹木約20,000本
主な植物 サクラ、ラクウショウ、ヒトツバダゴ、ヒノキ、イヌシデ、モミジ
アクセスJR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅下車 徒歩5分
京王井の頭線「井の頭公園」駅下車 徒歩1分

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