甘辛のタレがからんだしょうが焼き、ご飯が進みますよね!
今や定番のしょうが焼きですが、その発祥は昭和20年代。
1951年創業の「銭形」(東京・銀座)が「手早く大量に作れる料理」として考案したといわれています。
ちなみに「ポークジンジャー」は「豚の生姜焼き」の和製英語で、厚みのある豚ロース肉を使ったものを指すことが多いよう。
ただし明確な決まりはないため、どんな料理が出てくるかはお楽しみとなります。
さらに興味深いのは、しょうが焼きは昭和まで関東のご当地グルメだったということ。
その背景には「西は牛肉、東は豚肉」という食文化があります。
かつて農耕用の家畜は、冬が長い東日本では素早く作業できる馬が、温暖な西日本では力のある牛が主流でした。
そのため関西では牛を、関東では馬の代わりに畜産性の高い豚を食する文化が浸透したのです。
それで、豚のしょうが焼きは関東が発祥なのですね。
やがて全国チェーン店の進出とともに各地で食べられるように。
シンプルな料理ですが、お店によってその味わいは様々。
ああ、もう、今日はしょうが焼きに決まりです!
もがめ食堂|しっとり柔らかジューシー。ご飯がすすむ絶品の生姜焼き
「当たり前のことを当たり前にやっている生姜焼き」なのだそうですが、絶妙な厚さの豚肩ロース肉のジューシーな食感や甘辛のバランスは、さすがプロの味。
「焼き」というより「煮込み」に近い絶妙な火加減、しっとり柔らかく仕上げられています。
ご飯が進みまくります!
もがめ食堂 東急裏店
武蔵野市吉祥寺本町2-8-4 ☎0422-22-7983
カヤシマ|単品+1品が選べるセットメニューもおすすめ!
創業46年の名物店。
ポークジンジャーをはじめナポリタンやオムライスなどの元祖メニューは「オープンした頃、アルバイトのお母さんに作ってもらった味」なのだそう。
タレがしっかりしみ込んだ懐かしの味は、クセになること間違いなし!
食事とお酒 カヤシマ 武蔵野市吉祥寺本町1-10-9 ☎0422-21-6461
ポロリ食堂とピハコピ|乙女心くすぐるジンジャーポーク。小鉢いっぱいが嬉しい!
衣をつけオリーブオイルで焼いた豚ロース肉に、生姜とにんにく、玉ねぎ、はちみつを合わせたソースをかけた洋食屋らしい味付けのジンジャーポーク。
海外生活が長かったという店主はスパイス使いの名人で、小鉢それぞれも絶品!
pololi食堂とpihakopi(ポロリ食堂とピハコピ)
武蔵野市吉祥寺南町2-8-1-102 ☎0422-42-5930
マウンテン|昭和にタイムスリップ!?レトロ感満載の店内で直伝のショーガ焼を堪能
昭和50年にオープンしたキッチンスナック。
今は亡きマスターのレシピを奥様が大切に引き継いでいます。
大きめの豚肉をソテーしたショーガ焼は柔らかく、濃厚な味わいでビールとの相性も◎。
同じタレで鶏のショーガ焼もありますよ!
マウンテン 武蔵野市吉祥寺南町1-8-11 ☎0422-47-6879