おうち時間が増えた昨今、これまで以上に過ごしやすい空間を求める人が多くなっていると思います。
インテリアにもなり、室内で簡単に緑を感じることができる「テラリウム」を知っていますか。
植物は育てたいけれど、水やり、日当たり、肥料など色々なことが重なって、なかなか手を出せないでいる人におすすめしたいのがこの「テラリウム」です。
たった月1回程度の水やりで、何年も育つので忙しい方でも簡単に育てることができます。
吉祥寺PARCO(パルコ)にテラリウム専門店テラリウムス(Terrariums by Feel The Garden)がオープンしたので、興味深いテラリウムの世界観を紹介します。
テラリウムとは
テラリウムと他の植物との違い
Terrariums(テラリウムス)で販売されているものは苔のテラリウムです。
この苔のテラリウムは、観葉植物・盆栽・ガーデニングとは異なる方法で育てます。
どのように育てるのかというと、苔やシダ植物、被子植物など好みの植物を入れ、フタを閉じ、瓶の中で育てます。
テラリウムの特徴は、以下の通りです。
・水やりは数週間に1度霧吹きで水を吹きかけるだけで大丈夫
・日陰に強く、暗い部屋でも設置可能
・成長のスピードが緩やかで手入れの手間がない
・瓶の中に入っているので衛生的
観葉植物や苔玉を枯らしてしまった苦い経験のある方や、出張の多い留守がちな方にも向いています。
テラリウムの発祥はイギリス
冷蔵庫がなかった時代にイギリスで植物を輸出入する手段として、ガラス容器に入れた運搬方法が発明され、テラリウムへと進化したことがテラリウムの起源と言われています。
現在はシンガポールやマレーシアなど、アジアを中心に人気が広がっています。
「Terrariums by Feel The Garden」は、日本でテラリウムが広まり、テラリウムを飾ることが一般的になることを目指してその魅力を伝えています。
テラリウムス(Terrariums by Feel The Garden)について
Terrariums(テラリウムス)は、植物が簡単な管理だけで何年でも育つ苔のテラリウムの提案し、テラリウムの販売、ワークショップの開催などを行っている専門店です。
観葉植物などの植物を置きたいけれど、スペースがない、子どもが小さい、ペットが居る、忙しくて毎日水やりを気にする時間がない、日当たりが良くないなどあらゆる問題があり、植物を置くことを断念している人もいると思います。
このように都会で暮らしていると、日々の暮らしが、意図せず無機質になってしまうことがあります。
そんな、都会で住むことの代償として植物のある暮らしを諦めてしまっている人へ提案しているのが「苔のテラリウム」です。
吉祥寺の他に杉並区など、都内の様々なところでワークショップを開催したり、最近で雑誌などのメディアにも取り上げられ注目を集めています。
テラリウムス吉祥寺PARCOへ行ってみた
吉祥寺PARCO(パルコ)の3階にTerrariums(テラリウムス)吉祥寺店があります。
ショップとワークショップスペースが併設されています。
お店の雰囲気や特徴を紹介します。
瓶の中で広がる世界を楽しむ苔テラリウム
苔のテラリウムは、瓶の中で1つの世界観が出来上がっています。
その世界観を楽しむテラリウムの大きさも種類豊富なので、お部屋の広さに合わせて選ぶことができます。
また瓶の大きさだけでなく、瓶の形も丸型、四角、ボトル型など種類があります。
すでに出来上がっているテラリウムは、購入後すぐにお部屋に飾ることができます。
こちらは、ショートボトルのテラリウムで4,950円で販売されています。
苔を含め、全て自然の植物で作られています。
こちらは、庭園が造られています。
都会に住んでいると庭付きの住宅に憧れたり、自然を日常で感じにくいので、この庭のテラリウムがお部屋にあることで、グッと近くに自然を感じることができます。
お世話は簡単なのに、フェイクグリーンでないのでしっかり本物の植物の緑を感じることができるのは嬉しいですね。
好みのテラリウムを作る
出来上がっているテラリウムを購入して、すぐにお部屋に飾ることもできますが、自分の好みのテラリウムを作ることもできます。
材料の販売も行っているので、作るところからテラリウムを楽しむことができます。
テラリウム容器の瓶は、蓋つきのもの、ガラスボール型のものなどがあります。
テラリウム用の苔は550円から販売されています。
苔の種類によって、色や形が様々なので、どのような作品にするのか、イメージを持って選ぶといいと思います。
さらに、テラリウム用のミニ観葉植物(440円~)もあります。
苔と組み合わせて、より華やかにしてくれます。
テラリウムを作製するときや植え替え時に使う用土は焼成赤玉土・富士砂・クン炭・バーミキュライトのブレンド用土ですべて国産素材を使っています。
- 焼赤玉土:熱で殺菌処理してある硬質の赤玉土。テラリウムのベース用土。
- 富士砂:溶岩の石が細かく砂状になったもの。
- クン炭:もみ殻を炭にしたもの。瓶内の藻類の発生を抑える。
- バーミキュライト:原石を高温で加熱し無菌状態になった土。
情景部品として、石、動物、人などのジオラマサイズのものが揃っています。
これは、気孔石(きこうせき)を木に見立てて使用したものになります。
このように、石の色や形を工夫して1つのものを表現していきます。
店頭では、1つ1つ材料を集めて、テラリウムを作成する方法の他に、より簡単に気軽にできる「テラリウム手作りキット(3,850円)」が販売されています。
苔のテラリウムを作成する際に必要な材料はすべて揃っているので、初めて作る方でも簡単にテラリウムを作成することができます。
苔のテラリウムワークショップ
作られたテラリウムを購入する、材料を集めて好みのテラリウムを作ることもできますが、より詳しくテラリウムの生態や作り方を知りたいという方におすすめなのが、毎日開催されている「苔のテラリウムワークショップ」です。
吉祥寺PARCO店では、Terrariums(テラリウムス)店内奥のワークショップ用のスペースで毎日開催されています。
- 10:30-12:00
- 13:00-14:30
- 15:30-17:00
- 18:00-19:30
ワークショップの内容は
- 苔とは何か、生態を知る
- 苔テラリウムの作成(完成した作品は持ち帰りできます)
- 苔テラリウム管理方法
作成するテラリウムは、全長18㎝、幅9㎝のガラス容器内部にオリジナルの風景を作成することができます。
容器の中に苔と合わせて数種類の砂、情景部品(人形、石など)を合わせていきます。
組み合わせは無数にあり、牧場、森林、海辺、河原など様々な風景を自由に作成可能です。
参加費は材旅費込で4,950円で参加可能です。
参加には、予約が必要になります。
店頭で予約するかもしくは、予約専用サイトから予約をして申し込みをするようになっています。
まとめ
おうちにグリーンを取り入れる新しいアイテムとしてテラリウムの魅力を紹介しました。
Terrariums(テラリウムス)では、苔のテラリウムの販売、手作りで楽しむためのキットや材料が揃っているので、初心者の方でも取り入れやすくなっています。
より詳しくテラリウムについて知りたいをいう方は、毎日開催されている苔のテラリウムがおすすめです。
狭いお部屋でも、忙しい方でも、世話が簡単なテラリウムを飾って、素敵な緑のあるおうちづくりが簡単にできます。
吉祥寺に来た際は、ぜひTerrariums(テラリウムス)に立ち寄ってみてください。
住所 | 武蔵野市吉祥寺本町1丁目5−1 吉祥寺パルコ3階 |
営業時間 | 10:00~20:00 |