小さな森でのおはなし|「武蔵野の自然を生きる会」

3月。
寒さが和らぎ、木や花々がいきいきとした表情を見せはじめています。
井の頭恩賜公園を散歩する人々の表情も弾んで見える今日このごろ(マスク越しではありますが)。
編集部にこんなお知らせが届きました。
「井の頭自然文化園に隣接する東京都西部公園緑地事務所の建て替え事業に伴い、多くの樹木が伐採されようとしています」
その方は、自然豊かなこの土地に愛着をお持ちで、木々が伐採されることを悲しんでいらっしゃいました。

公園緑地事務所に隣接する東側樹林地は、落葉広葉樹と針葉樹の混交林で、井の頭公園の他のエリアでは見られない植物も生育しているのだそうです。

私たちがいつも何気なく通り過ぎてきた小さな森。これらの樹木が消えてしまうとしたら──。
これから瑞々しい緑葉を広げようとする木々に、鳥たちが羽を休める姿を見上げながら「あなたたちの家でもあるのですよね」そう、考えさせられてしまいます。
文/伊藤璃帆子
「武蔵野の自然を生きる会」のHPには周辺に生きる動植物などが紹介され、現在この計画に関する署名活動が行われています。
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