吉祥寺の井の頭公園入口にある旬の紅茶のチャイのお店chai break(チャイブレイク)を知っていますか。
賑やかな街を抜け、緑豊かな公園内に佇む、紅茶の茶葉にこだわり、一杯一杯丁寧に煮出したチャイを味わうことができる紅茶の専門店です。
今回は、そんな素敵なchai break(チャイブレイク)で、人気のモーニングを紹介します。
まだ、吉祥寺の街が落ち着いている静かな朝時間に、ちょっと贅沢なモーニングをchai break(チャイブレイク)で過ごしてみました。
chai break(チャイブレイク)とは
紅茶専門店と聞くとどんなイメージを持ちますか。
茶葉の種類が多くて難しそう、高級そう、飲み方や淹れ方が難しそうなど、専門店というだけで紅茶のお店に入ることをためらってしまう人もいるかもしれません。
しかしchai break(チャイブレイク)は、そんな紅茶のイメージを覆すほど、ふらっと立ち寄ることができるお店です。
chai break(チャイブレイク)の紅茶が一振りのスパイスとなるように
chai break(チャイブレイク)は、紅茶専門店でありながら、暮らしの中の紅茶が根付くようなことを大切にしています。
実は、紅茶を広めた国、イギリスでは消費される紅茶のうち90%がティーバッグだと言われているようです。
紅茶を世界で一番消費している国、インドでは街中のいたるところでチャイの屋台が軒を連ね、チャイが庶民の味として暮らしの中に根付いています。
紅茶には色々な味があり、色々な楽しみ方があり、国や文化によって変化しています。
きれいにコーディネートされたテーブルで上品に飲む紅茶もいいけれど、常に隣りにティーカップがあって、気づいたら紅茶に手が伸びているそんな日常的な紅茶のシーンを、chai break(チャイブレイク)は目指しています。
いつか、インドでチャイが根付いているように、chai break(チャイブレイク)では紅茶が毎日の生活に欠かせないものになって欲しいと思い描き、多くの人にカジュアルに、日常的に、紅茶を楽しむ、そんな毎日の暮らしに根付いた紅茶を届けることを大切にしています。
アールグレイがない紅茶専門店
紅茶専門店でありながら、chai break(チャイブレイク)には、アールグレイがありません。
それは、「紅茶本来のおいしさを味わっていただきたいから」という思いがあるからです。
アールグレイとは、紅茶に香料で香り付けしたフレーバーティーの名称です。
なので、アールグレイという産地もなければ、アールグレイという茶葉の品種も存在しません
例えば、いちご本来のおいしさを味わおうと思ったら、旬に作られた本物のいちごに勝るものはありません。
それは、紅茶も同じで、本来のおいしさを味わうためには、旬に作られた紅茶がいちばんおいしいのです。
紅茶の味と香りを作り出すのは、気候や風土などの「自然の恵み」と茶葉本来の「素材の力」と製茶に携わる「作り手の思い」
そして、最後に紅茶のおいしさを作り出すのはその一杯をおいしく味わおうと思うほんの少しの「気持ちのゆとり」とchai break(チャイブレイク)は考えています。
その思いは、紅茶だけでなく、chai break(チャイブレイク)が提供するドリンク、フードも同じように自然・素材・作り手の3つを大切にしています。
これら3つを日常というフィルターを通して表現されているのが、chai break(チャイブレイク)で出しているメニューになります。
素材について
chai break(チャイブレイク)は、紅茶やフードの素材、産地にもこだわりを持って厳選しています。
茶葉
チャイや紅茶に使う茶葉は、産地や季節の特徴がよく現れた「旬の紅茶」を使っています。
毎年茶園に足を運び、生産者とコンタクトを取りながら、産地ごとのトップクオリティを厳選して輸入しています。
スパイス
紅茶の生産国、インドとスリランカはスパイスの宝庫でもあります。
茶葉の仕入の際に、スパイスマーケットに出向いてスパイスを選りすぐり、質のよいものだけをホールのまま輸入しています。
輸入したスパイスはアルミ袋に真空パックして保存し、お店で使う際には、風味を損なわないよう少量ずつ製粉して使っています。
製粉機にかける前に一つ一つ細かく砕き、製粉した後、パウダーとして使うものは目の細かな茶漉しでふるいにかけています。
オリジナルチャイに使うマサラスパイスもお店で独自に調合したものです。
農産物
chai break(チャイブレイク)ではフードやスイーツで使う野菜やくだものなどの農産物は、生産者の顔が見えることから、地元の三鷹・武蔵野地域で作られたものを中心に使っています。
旬が過ぎたらメニューを入れ替えることを基本として、何よりも新鮮で旬のものが味わえることを大切にしています。
卵
卵は三鷹の鶏卵農家、吉野隆行さんの新鮮な赤玉卵を使っています。
吉野さんは全ての鶏を平飼いで飼育しているこだわりの生産者で、週に2回、健康な鶏から産まれた新鮮な採りたての卵を届けてもらっています。
牛乳
低温殺菌牛乳の先駆けとしても知られる群馬の東毛酪農の牛乳を使用しています。
また、チャイには甘みを感じる牛乳、ポットサービスのミルクティーには紅茶の風味損なわない牛乳と2種類使い分けています。
chai break(チャイブレイク)で迎える休日の朝
chai break(チャイブレイク)は吉祥寺の街がまだ静かな朝8:00からオープンしています。(平日は朝9:00から)
いつもより少し早起きをして、chai break(チャイブレイク)で素敵な朝時間を迎えてみました。
chai break(チャイブレイク)までのアクセス
吉祥寺駅公園口を出て、井の頭通りを三鷹方面に歩き、吉祥寺駅前交差を渡り、道なりに歩くと、井の頭公園入口(井の頭池西端)があります。
坂道を少し下ったところの右手側にchai break(チャイブレイク)の看板を見つけることができます。
休日の朝8:00頃は、吉祥寺駅前も落ち着いているので、歩きやすく、徒歩5分くらいで到着できます。
カウンター席がおすすめのゆっくりできる店内
店内は、カウンター席が3席、テーブル席は、2名掛けが3テーブル、4名掛けが1テーブルあります。
木のぬくもりを感じることのできる、落ち着いた店内です。
8:30頃は、満席とまではいきませんが、5~6名が利用していて、時間が経つにつれ、少しずつ来店する人が増えてきました。
カウンター席では、煮出しミルクティーを淹れているところを見ることができたり、煮出している音を感じることができよりお店の温かさを感じることができる特等席です。
お替りできるモーニングセット
朝のchai break(チャイブレイク)でのおすすめは、モーニングセットです。
自家製のシナモントースト、3種類のシリアル、サラダ、煮出しミルクティー(HOT/ICE)がセットで1,210円(税込み)です。
3種のシリアルと煮出しミルクティーはお替りができるので、単品メニューの用意もありますが、chai break(チャイブレイク)の紅茶とフードを一緒に楽しめるモーニングセットがおすすめです。
モーニングセットを注文する際は、最初のミルクティーをホットにするか、アイスにするかを選び、さらにシナモントーストの枚数が1枚か2枚を選びます。
オーダーしてから5分くらいした後、先に3種類のシリアルとサラダ、煮出しミルクティーが出てきました。
淹れたての泡が残る煮出しミルクティーからは、茶葉の香りとやさしい色味、新鮮な野菜サラダには、人参のマリネとオニオンが添えてありました。
3種類のシリアルには、自家製のグラノーラ、オールブラン、コンフレークにナッツが入っている食べ応えのあるシリアルです。
まず、ホットの煮出しミルクティーをお砂糖を入れずにいただきました。
茶葉の味がしっかりと感じられるのに、やさしいミルクがまろやかに茶葉を包み込んでいるような味わい深いミルクティーです。
店員さんおすすめのお砂糖をたっぷり入れることで、より口当たりまろやかになります。
3種類のシリアルは、自家製のグラノーラにさっぱりめの牛乳が合わさって、素材の美味しさがより引き立つ贅沢なグラノーラです。
旬のグリーンサラダに酸味の効いた人参のマリネの相性が良く、chai break(チャイブレイク)の大切にしている新鮮な野菜の美味しさを味わうことができます。
モーニングプレートを味わっている途中で、トーストされたあつあつの自家製シナモントーストが出てきました。
食パンにシナモンが入っているので、全体にシナモンの香りとパンに染み込んだバターがパンの内側をしっとりさせ、外側はサクッとした、ここでしか味わうことのできないシナモントーストです。
煮出しミルクティーとグラノーラのお替りの際は、空になったカップやお皿をカウンターに持っていくことで、お替りができます。
お替りの際は、本日の紅茶(HOT/ICE)を選ぶこともできます。
この日は、ダージリンの新茶でした。
透き通るような琥珀色のダージリンティーは、深みもあり、紅茶本来の味をいただくことができました。
まとめ
chai break(チャイブレイク)でモーニングをいただいた後は、井の頭公園を散歩し、清々しい休日の朝を迎えることができます。
吉祥寺で、休日の始まりを迎えるのにおすすめな紅茶専門店だけれど、気軽に美味しい煮出しミルクティーと美味しいモーニングをいただくことができるchai break(チャイブレイク)で朝時間を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
住所 | 武蔵野市御殿山1-3-2 |
TEL | 0422-79-9071 |
営業時間 | 平日9:00-19:00 土日祝8:00-18:00 |
定休日 | 火曜定休 ※火曜が祝祭日の場合は翌営業日に振替 |
アクセス | JR中央線・総武線、京王井の頭線、吉祥寺駅から徒歩5分 |