【Vol.9】吉祥寺ならでは。をつくる店とそのひと。有限会社ふじや呉服店

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ふじや呉服店は織物問屋に従事していた父が昭和6年にはじめた店です。

着物は普段着の時代でしたから、吉祥寺にも15~16軒もの呉服屋があったそうです。

創世期の吉祥寺は同業者がそれぞれこだわりを持って争いながら商売をしていて迫力がありましたね。

当初呉服屋を継ぐつもりはなく自動車部品メーカーに就職し地方に赴任しました。

大学では山岳部に入っていましてね、東京を出て地方に行きたかった。

呉服屋は年末年始やお盆が繁忙期で帰省する度に手伝っていましたが、絹糸から反物、それを仕立てた着物は日本文化そのものではないかとふと気付きまして、お客様に着物を届ける呉服屋の仕事に魅力を感じ10年間のサラリーマン生活を経て家業に入りました。

家業の傍ら、商店会や商工会議所、吉祥寺活性化協議会の役員などを務めてきました。

吉祥寺は商店会が中心となり大型店舗と共に協力し発展してきた街です。

街並み改善のために放置自転車の撤廃やサブカルチャーに注目したアニメフェスティバルの立上げなど、魅力ある街にしたいと尽力してきました。

民間である商店会主導による取組みは珍しく視察も多かったですね。

吉祥寺の魅力は、交通の便がよい立地、井の頭公園の存在、コンパクトな割にバラエティに富んだ店、年中開催されているイベントと全世代に楽しんでもらえる街だと思います。
一方で他にはないという店は中心商店街には減りましたね。
住みたい街NO.1と言われていますが、 今や地域間競争の時代。
将来に危機感を感じる人も少なくない。
吉祥寺は100年ほどの若い街です、街に対する想いを若い世代に継承し街のクオリティを維持することが大事だと思っています。

自分の店もお客様も満足して地域社会の発展につながるよう「三方よし」「善為最楽」を大事に、商売を続けたいと思います。有限会社ふじや呉服店2代目、目黒實さん

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本物志向のお客様も信頼する目利きの品揃えは、長年の経験と知恵があるからこそ。「吉祥寺に呉服の火を消したくない」という想いで店を続けています。

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これからの季節にはぜひ浴衣を。この季節は若い女性やカップルのお客様が多いのだそう。

My favorite!
BOOK >日本百名山、琥珀の夢
MUSIC > カーペンターズ
MOVIE >藤沢周平の作品
PLACE >山の頂上(特に北岳)
WORD >善を為すこと最も楽し

ふじや呉服店

住所武蔵野市吉祥寺本町1-5-1
電話番号0422-22-5291
営業時間11:00~19:00 ※営業時間が変更となる場合がございます
定休日無休(1/1~1/3は除く)

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