吉祥寺の「古書店」続編6選|吉祥寺ってこんな街

新刊書店をご紹介した[吉祥寺の「書店」6選]に引き続いて、[吉祥寺の「古書店」5選]で古本屋さんをご紹介しましたが、まだ紹介しきれていなかったユニークな「古書店」がありましたので、今回はその中から6店舗をご紹介します。

目次

吉祥寺の古書店「藤井書店」

藤井書店

引用:東京都古書籍商業協同組合 中央線支部

サンロードを抜けた先、五日市街道沿いにある「藤井書店」は、神田の「巌松堂」で修行した創業者が戦後開いた、創業60年の古本屋さんです。

取り扱い分野は、「歴史」「社会科学」「美術工芸」「趣味」「サブカルチャー」など、オールジャンルの品揃えですが、「映画」「音楽」などの「趣味」の本が売れ筋で、都内を中心に「即売会」「ネット販売」などにも力を入れているそうです。

雑誌のバックナンバーや文庫の在庫も豊富で、道路沿いにある「100円均一」のワゴンが充実していて、人気を集めていました。

住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目11-20
交通アクセス「吉祥寺」駅から徒歩5分
電話番号0422-22-5043
営業時間10:30~20:30
休業日火曜日

吉祥寺の古書店「よみた屋」

よみた屋

引用:よみた屋

「吉祥寺」駅の公園口(南口)から徒歩2分、井の頭通り沿いの「よみた屋」は、本好きのための気軽な古書店です。

「心理」「思想」「趣味」「アート」の古本が充実していて、この4分野については他店では出会えないものも数多く取り揃えているそうです。

店内に入ると、すぐに絵本のコーナーや、雑誌のバックナンバーの棚があり、奥に進むにつれて現代小説や大型の写真集、文庫本より小さい本など、新旧問わず様々な古書が迎えてくれます。

「哲学」「宗教」「精神世界」「思想哲学」の専門書・学術書の在庫も多く、昔の映画のチラシやCD、レジ前には古いピンバッチなどの本以外のものも色々と揃っています。

「おじいさんの本買います」がキャッチコピーの古書の買取には特に力を入れていて、「よみた屋」の公式サイトには、その熱い想いが記されています。

買取のご案内
よみた屋では本の買取を行っています。お店への持込、ご自宅への出張依頼ともに歓迎いたします。
特に、心理・思想・趣味・アートの本、専門的な本、古い本の買取を歓迎しています。
もし、1940年以前(要するに戦前です)のものがあれば、ためらわずよみた屋にご相談ください。ビラや美術商の売り立て目録、子供の雑誌など、意外なものが高価になることがあります。捨てる前に、ぜひお問い合わせください。明治・大正・戦前の本や雑誌があれば、捨てる前に当店にご相談ください。パンフレット・カタログ・チラシの類に至るまで、古いものであれば何でも興味があります。特に、現代の若い人たちは大正期のレトロなデザインを珍重しています。文学全集や辞典などよりも、趣味の雑誌やパンフレットなどに人気があります。古い時代の文化をこれからの世代のために残しましょう。
現在、「おじいさんの本買います」キャンペーンを実施しています。
古い資料が失われるのは、重大な文化的損失です。
どうか、捨てる前に「よみた屋」にご相談ください。

引用:よみた屋

住所東京都武蔵野市吉祥寺南町2-6-10
交通アクセス「吉祥寺」駅から徒歩2分
電話番号0422-43-6550
営業時間10:00~22:00
休業日なし(年末年始を除く)

吉祥寺の古書店「バサラ・ブックス」

バサラ・ブックス

引用:バサラ・ブックス

「吉祥寺」駅から徒歩1分、パークロード沿いの「バサラ・ブックス」。

「面白い本を、安く、手軽に」をモットーとしていて、「【駅近】で【極狭】な実店舗では500円玉があれば、肉体的にも知的にも刺激的なアレやコレをお買い求めできます」とのこと。

大手の書店には置いてないようなサブカル系マニアックな本から、誰もが知っている名作、ミニコミ、CD、雑貨など、品揃えが豊富で、店を訪れるお客さんは老若男女を問わず様々な方が来ています。

「サブカルマンガ」「名作や絶版の文庫本」が特に人気なので、「ガロ系、初期エロ劇画、大友克洋や白山宣之などのニューウェーブ系などの漫画は常に高価買取りしております」と呼びかけていました。

住所東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目-5-2 吉祥寺サウスビル101
交通アクセス「吉祥寺」駅から徒歩1分(パークロード沿い)
電話番号0422-47-3764
営業時間13:00~23:30
休業日月曜日(月曜日が祝日の際は、翌火曜日が休み)

吉祥寺の古書店「メインテント」

メインテント

引用:メインテント

「吉祥寺」駅から徒歩7分、東急裏「西二条通り」沿いの「メインテント」は絵本専門の古本屋です。

店の前では、「ライオネル&リッチー」という名前のライオンの親子が出迎えてくれて、「サーカス」をイメージした店内にも色々な住人(置物の人形など)がいて、「サーカスのテント」のような空間になっています。

本棚には、店主のフランソワバチスト氏が「本当は売りたくないなあ」という絵本や児童文学がズラリ並んでいて、子供の頃を思い出しながら本を探すことができます。

書籍の買取については、絵本や児童書など「子供が喜ぶものであれば何でもOK」とのことで、お子さんが成長して読まなくなってしまった本などがあれば、無駄にすることなく次の子供立ちに渡すことも可能です。

ライオネル&リッチー
ライオネル&リッチー

引用:メインテント

住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-3
交通アクセス「吉祥寺」駅から徒歩7分
電話番号0422-27-6064
営業時間【平日】10:30~17:00
【休日】10:30~19:00
休業日水曜日

吉祥寺の古書店「古書 防破堤」

古書 防破堤

引用:古書 防破堤

「吉祥寺」駅から徒歩6分、「中道通り」沿いの「古書 防破堤」は、2020年1月にオープンした古書店です。

「文学」「思想」「歴史」「音楽」「映画」「演劇」などの書籍に加えて、CD・レコードやDVD・Blu-rayなどのソフトまで幅広く取り扱っていて、月に1回、読書会を開催しているそうです。

店内は正方形に近い形で、入って右にレジがあり、帳場の前には「均一本」、扉のある側の一辺が「文学」棚、レジと向かい合う一辺が「人文系学術書」や「芸術」「サブカル」などの棚となっているようです。

なお、店名は「防波堤」ではなく「防破堤」なので、ご注意ください。

住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-25-7 中山ビル201
交通アクセス「吉祥寺」駅から徒歩6分(「中道通り」沿い)
電話番号0422-57-3270
営業時間12:00~19:00(当面の間)
休業日木曜日

吉祥寺の古書店「book obscura」

book obscura

引用:book obscura

「吉祥寺」駅から「井の頭公園」を抜けた先に、ひっそりと佇んでいる「book obscura(ブック・オブスキュラ)」は、写真集を専門に取り扱っている古書店です。

日本のものだけでなく海外の書籍の取り扱いも行っていて、「ユニークな一冊に出会える」と写真好きのマニアたちから人気を集めているそうです。

一見レトロな外観ですが、店内は洗練されたおしゃれな空間で、「ゆっくりと写真を見てほしい」という店主の想いを表現するように、お店の中央には大きな机があり、国内外の様々な写真集が展示されています。

「写真展」や「トークイベント」なども開催され、自社刊行の出版物の編集・制作も行っているそうです。

住所東京都三鷹市井の頭4-21-5
交通アクセス「吉祥寺」駅から徒歩10分
電話番号0422-26-9707
営業時間12:00~20:00
休業日火・水曜日

まとめ

今回の古本屋さんのご紹介(続編)はいかがでしたでしょうか。

他の繁華街と比べるとそれほど広いとはいえない「吉祥寺」の街に、「街の古本屋さん」から「写真集専門の古書店」まで、1回の記事では紹介しきれないほど多彩なショップがありました。

「吉祥寺」の街の文化レベルの高さに改めて驚かされた、今回の調査でした。

吉祥寺の「書店」6選][吉祥寺の「古書店」5選]も併せてご覧いただければ、「吉祥寺」で本を探す楽しさを想像していただけるのではないでしょうか。

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